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2023年の日本国際賞は光に満ちています
毎年世界で活躍する科学者を表彰する日本国際賞というものがあります。
2023年の発表が行われたので紹介します。
2人ともに光を使って遺伝子を制御する効果的な方法を発明しました。
実はダイセロスさんについては、過去京都賞も受賞しており、取り上げました。
もう1人のゲロ・ミーゼンベック氏ですが、冒頭のつかみで、名前がドラゴンボールの人造人間を開発したDRゲロと同じであることに触れたそうです。
出席者層がその世代なのかが不安ですが、つかみがオッケーであることを願うばかりです。
さて、この方の研究内容ですが、実は時系列ではダイセロスさんより前に発表しています。
もっと言えば、このかたの研究成果をより簡単に実現することに成功した、とも言えます。
彼は、ショウジョウバエの目の細胞にある光を感じる3つの遺伝子を、ラットの脳の奥深くにある部位「海馬」の神経細胞に発現させ、そこに光ファイバーで光を当てると、神経細胞の活動を自在に制御することに成功しました。
これを応用して、光を当てると羽ばたく、などの実験にも成功しています。
ドラゴンボールのゲロは悪役なので本人は冗談で言ったのでしょうが、この技術の使い方を誤ると確かに怖いですね。
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他にも電気通信分野では、日本人が受賞しています。
しかも、こちらの内容が、半導体レーザー励起光増幅器の開発などで光ファイバー網の長距離大容量化に貢献という光尽くしです。
光コンピュータも個人的に期待しており、ますます未来は明るいですね。