1111日間の宇宙滞在を達成!コノネンコ氏、前人未到の領域へ
以前に、宇宙飛行士の宇宙滞在記録が更新されたことを紹介しました。
この主役であるコノネンコ氏が、ついに地球に帰還しました。
気になる累計宇宙滞在記録ですが、1111日です!
それまでの記録が同じくロシアの宇宙飛行士ゲンナジー・パダルカ氏による878日なので、大幅な記録更新です。
ぞろ目なのは狙ったのかもしれませんね(本人のラッキーナンバーとか?)
コノネンコ氏は今年で60歳。そして今回のISS滞在は374日間、つまり1年以上連続で宇宙で滞在していたことになります。
実は「ISS」での連続滞在記録も、過去の最高記録を破りました。それまでは、帰還船が損傷したため、ISSでの371日間の滞在を余儀なくされたNASAの宇宙飛行士フランク・ルビオです。つまり意図しないハプニングによる記録でした。
この記録をわずか3日間上回ったことになります。こちらも多分狙っていたのかもしれませんね。
一連の滞在中に、地球をおよそ17,800周し、7回の船外活動で44時間以上を宇宙空間で過ごしています。
ガガーリン以降の宇宙に到達した宇宙飛行士は600名超に及びますが、その滞在時間をすべて足し合わすと、なんと彼一人で1.5%のシェアを占めます!
この方、半端ないですね・・・。
ただ、先ほど「ISS」と注記したのは、それを外すとロシアの旧ミール宇宙ステーションで1994年から1995年にかけて437日間を過ごしたヴァレリー・ポリャコフ氏が宇宙連続記録を保持しています。
記録達成がゴールでないのはいわずもがなですが、宇宙連続滞在記録を除けば、当分コノネンコ氏の記録が破られることはないでしょう。というのも、2位以下に連なる10名以上の方は、現時点で宇宙へ飛ぶ準備をしていないからです。
しかも、まだコノネンコ氏は引退の予定はありません。
今はアクティブシニアという言葉もあり、実際元気な60オーバーは周囲でもよく見かけます。が、ちょっとこの方は群を抜いた存在ですね☺
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