日本の量子と世界のAIの出会い
前回、量子世界の日(4/14)について触れました。
ようは、量子は基礎科学から応用にシフトしている、というはなしです。
今回は、世界でなく、日本が量子技術をどのように推進しているのかについて、4/9に公開されたレポートを元に紹介します。
そのレポートはこちらでアクセスできます。
AIに要約をお願いしてみます。
生成AIに要約を書かせるのはもはや日常化してきましたが、実は量子とのコラボが進んでいます。
生成AIに不可欠なGPU(並列型演算処理)で量子コンピューティングを実現する企画が2023年から日本であり、GPUの雄NVIDIAも後押ししています。
日本の産総研で進めている量子・AIクラウド「ABCI-Q」です。公式サイトではこちらです。
経緯を補足すると、もともと2018年から、「ABCI(AI橋渡しクラウド)」と称して大規模処理向けAIの研究をすすめていましたが、量子技術を融合していく派生型をつくろうとしています。
ABCI-Qについてですが、量子コンピュータというときに、文脈によっては「汎用型」でなく「目的特化型」を含めるときがあります。後者はよく「アニーリング」とか「イジング(加工方法)」と言われます。
今回の発表を見る限りは、ハイブリッド型のようです。ちょっとどういう仕組みかがよくわからないので、どこかでもう少し調べてみます。
いずれにしても、量子とAIのコラボが進みつつあるので、どこかでまた飛躍的な出来事(生成AIで言うスケーリング則)が起こるかもしれませんね。
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