史上初の民間月面着陸へのチャレンジは続く
2023年4月に行われた、成功すれば史上初となる民間企業による月面着陸プロジェクト「HAKUTO-R」は、残念ながら着陸はうまくいきませんでした。
通信不能のため当時は憶測にすぎませんが、推測以上に速いスピードで月面におり、結果として墜落のような状態になったのではないかと言われています。
最近、NASAの月面周回探査機が、その残骸か?と思われる写真を公開しました。
ちょっと言われてみないとわかりませんが、確かに言われてみるとそれっぽい、かもです。少なくとも着陸地点は明確なので、その前後の地形を見た違いがあるなら、信憑性はありそうです。
ただ、チャレンジはそれで終わりでなく、あくまで1号機の結果です。
しかも、先日ispace社の最新発表があり、次につながる有用なデータの取得には成功した模様です。
ようは、
計画通り月面高度約5kmにまで接近したが、ランダーの高度誤認で燃料が切れ自由落下になったこと、そしてそのソフトウェアの原因は特定できたので後続するミッション2及びミッション3に向けた改良点の特定を完了した、
という話です。
次のミッションは2024年なので、依然として史上初の可能性は残されています。
ぜひチャレンジ精神を失わずに頑張ってほしいです。心から応援しています。