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NASAのスピンオフ技術とつながる世界

(タイトル画像Credit : https://spinoff.nasa.gov/sites/default/files/2022-01/Spinoff.2022.pdf

NASAといえば宇宙開発。でもその過程で他の分野でも活躍してる、という記事が載ってます。

要は、
・NASA開発技術は民間にも活用されており、こちらで公開(下記は例)
・人工呼吸器→VITAL
・空気の質を測るセンサー→Canary-S
・ロボット手袋→Ironhand
・垂直水耕栽培技術→Bowery Farming(社名)
という話です。

上記の公開E-BOOKに上記以外も載ってますので、ぜひ一度のぞいてみてください。

しかし、1976年以降にスピンオフしたNASAの技術は2千件を超える(申請して使える特許は1200件以上)そうで、ちょっと驚きです。

失礼ながら、むしろNASAは国策企業とだけ隠密裏に進めてきたイメージがありました。

言われてみると、宇宙開発とは、ゆくゆくは我々人類が地球外でも居住できる可能性を探るため、むしろ地球環境で応用できるというのは自然ですね。

ぜひどこかで1つ1つを掘り下げたい(特に人工呼吸の開発は相当緊急かつ柔軟な意思決定だっただろうと想像)です。

この記事を読んで、「科学者が本業の過程で開発した技術」で超重要なもの、しかもこれを書き、そして読んでいるみなさまにも関係するものを思い出しました。

それはWebです。(正式にはWorld Wide Web)


Webは、ティム・バーナーズ=リーという方が1980年代に発明しました。

彼は、CERN(欧州原子核研究機構。セルンと呼称)に所属していました。
ここは素粒子物理学の総本山で、「ヒッグス粒子」を初めて観測に成功したことでも話題になりました。


それで、当時バーナード・リーは世界中にいる数万名(!)の科学者と研究でやりとりを行っていました。

この規模だと想像できると思いますが・・・課題は「いかに円滑に進捗や情報を共有できるか」でした。

ということで、その作業をスムーズにするために、研究者同士が必要な情報を簡単に公開して紐づけられるようにしたのが「Web」というわけです。(元々の意味はクモの巣)

サクッと書きましたが、これが民間にも普及してインターネットの下で人類の情報(テキスト・画像・動画)を結び付けた偉業を考えると、その天才ぶりにため息が出ます・・・。

もし、興味を持った方は、下記の「Webサイト」で誕生ストーリーが公開されていますので、ぜひ足を運んでみてください。

https://home.cern/topics/birth-web

上記サイトにも「リンク」が張られていますが、下記が世界初のサイトです。(復旧されたので厳密にはオリジナルではないですが)


こういった逸話は探せばいくらでもでそうですね。

さて、NASAに話を戻します。

NASAは自分たちの独自技術だけでなく、民間のきらりと光る技術にも目を光らせています。

最近こんな素敵な話題がニュースになりました。

手段が「YoutubeにUPして連絡」というのですから、まさにWWWから現代に繋がる物語です。

目に留まった背景のアルテミス計画については過去にも投稿しましたが、まさに神話に近いSFの世界を人類は実現しようとしています。


誰もが機会を与えられる。科学技術の発展で見えない糸が紡がれています。

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