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月への波状的アプローチなるか?
先日、史上初めて「月の南極」に着陸したインドのランダー(着陸機)から映像が届きました。過去記事含めて紹介しておきます。
折角なので、上記画像より抜粋します。(タイトル画像もここから引用)
![](https://assets.st-note.com/img/1693778319523-AYRYaeOXsT.png?width=1200)
映っているのがランダーです。同記事にスペックがのっているのでこれも引用しておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1693778688889-PdIRHH2hkj.png?width=1200)
着陸して14日ほど探査するようです。おもったより短いですね。その後が気になります。
さて、本来ならもう1つ、日本の月面探査機も順調にいければ到着している予定でした。
が、ロケット延期でしばらくはお預けです。
前回のH3打ち上げ失敗が尾を引いてなければいいのですが、いずれにせよいつも以上に慎重に判断しているのではないか?と推測されます。
積み荷については過去にも触れたと思いますが、JAXA公式サイトから引用しておきます。
特に、SLIMは着陸場所を選ばなくていい、というなかなか画期的な発想で、成功すると需要が増えそうな気がします。上記より特設サイトも紹介しておきます。
そして、もう1つ月関連で面白い話が浮上しているのが、SpaceXの次世代宇宙船starshipです。
火星を目指し、その通過点としてまず月の軌道上を周る宇宙旅行が有名です。お客様の第一号が前澤さんなので、なおさら話題になります。
実はそれと別にSpaceX(starship)は、月への着陸船候補としてNASAが主導するArtemis計画で契約しています。(基本アーキテクトは同じだと思いますが、月着陸用にチューニングすると思います)
そして最近、上記と別に、starshipをISS(国際宇宙ステーション)の後釜の役割としてはどうかと、SpaceXはNASAに提案していることが分かりました。1つだけ記事を紹介します。
記事内には後半に、starshipを使って地球の都市間輸送の構想にも言及してます。
では、今のstarshipの稼働状況はどうかというと、4月の打ち上げ失敗原因調査書を当局(FAA)に提出して、次回の再テストへの承認を待っているようです。
順調にいけば2023年内に再テストが行われるかもしれません。
そのテスト結果によっては、上記でふれた月旅行とArtemisの月面着陸いずれにも遅延するリスクがあるようで、改めてSpaceXの存在感が感じられます。
まずは日本視点では、間もなくHⅡA47号機の打ち上げ時期が発表されますが、いい感じの月面アプローチが波状的に続くことを願っています。