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カバは空を飛んでいた!?

なんとも嘘くさいタイトルになりましたが・・・事実です。

こちらを紹介します。

ようは、
カバが速く走るとき、実際に一瞬地面から浮いていることがわかりました、
というはなしです。

この研究はイギリスの研究者たちによって行われ、カバの足跡のパターンと歩幅を詳しく調べたものです。

カバが完全に浮くのは、最高速度で速歩しているときで、その瞬間は0.3秒間続きます。これを「飛んでいる」と定義しています。(定義なので突っ込みなしで☺)
今回のような研究は、カバのような大型で危険な動物の運動能力を初めて詳細に調べたものです。

カバの動きをビデオで撮影し、そのフレームを一つずつ分析しました。これにより、カバが速歩する際に15%の時間、完全に地面から浮いていることが判明しました。

そもそもカバはゾウ・サイに次ぐ陸上大型生物です。よく「陸上最強の生物」という呼び名を聞きます。

ただ、ゾウは過去調査の結果完全に浮くことがないことが分かっており、カバがいかに運動能力に優れていることを示しています。

とはいえカバはもう1つの大型陸上動物サイのように疾走することはできません。カバの足取りパターンは速歩に限定され、対角線の足が連動して動くことが多いです。このパターンは、起伏の多い地形で走る動物によく見られます。

研究を主導した英国のジョン・ハッチンソン教授は、「カバの動きを研究するのは非常に難しい」「気が遠くなるほどだ。私の仕事の中で最も嫌いなことの一つだ。本当に退屈で、苦痛だ」と述べています。率直な感想ですね。

カバは夜行性で危険な動物であり、水中にいることが多いため、データを収集するのは大変です。しかし、今回の研究でカバが速く動くときに地面から浮くことが確認され、素直に驚かされました。

カバはまだ生態が分かっていないこともあり、数少ない1つが「口を大きく開けることが優位を示す」という、これまた奇妙な習性です。

一説には、まともに同類で喧嘩すると強すぎて傷つけすぎてしまうため、種を守るために獲得したルールではないか、と考えられています。

いずれにせよ、今回の研究は、カバのような巨大で神秘に包まれた動物の新しい知見を提供し、将来の研究に役立つでしょう。

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