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今年は宇宙に行ける民間人が2倍になりそうです
一部の方向けの朗報です。
宇宙に行ける可能性がちょっぴりあがります。
要は、
2022/2/17の会見で、宇宙ベンチャーブルーオリジンが、2022年は昨対比2倍以上の宇宙旅行への搭乗を募集すると発表、
という話です。
昨年の初飛行ではオークション制度で募ってましたが、今年はその価格を元に通常販売するようです。
ちなみに、その時には中国の暗号通貨起業家ジャスティン・リンさんが2800万ドルで落札しましたが、生憎フライトの都合がつかなかったので、改めて今期チャレンジするそうです。(都合がつかなかった、というのがまさに大富豪ですね^^;)
同記事後半には、競合にあたるヴァージンギャラクティックでは、2月中旬から民間枠の再販売を開始を発表しましたことも触れています。
こちらは、2022年後半打ち上げ予定で、一人45万ドルの価格です。
下記によると、すでに2021年11月に1000名の応募があったそうですね。
両社の桁違いの価格差は、コスト構造及び企業の顧客戦略の違いからです。
顧客戦略はさておき、コスト差異を生む1つは、その離陸方法です。
ブルーオリジン含む多くの宇宙ロケットは「垂直型」と呼ばれる文字通り垂直に打ち上げるタイプです。大体こちらを想像しますよね。
一方でヴァージンギャラクティックは、「水平型」と呼ばれる、通常の飛行機と同じ離発着方式と思ってください。
ある程度の高度に達した段階で、そこからロケット部だけ分離してさらに超高度を目指すというものです。
興味があるかたは当社の打ち上げ動画を覗いてみてください。(LONG版もあります)
元々ヴァージングループは、イギリス最大規模のヴァージン・アトランティック航空を運営していることもあり、既存資産を上手く活用できるというわけです。
ただ、2021年7月以降はまだ再開されていないので、今年の再開ニュースは個人的には注目しています。
一方ブルーオリジンは、元々宇宙旅行より宇宙開発で生まれた会社で、いまでもそこへの計画は進めています。
実は設立当初には、昨年から一気に世界で話題となった方がアドバイザーとして参画していました。
それは、「メタバース」という言葉を生んだSF作家ニール・スティーヴンスンです。
元々ジェフ・ベゾスとの親交から始まったそうですが、実はビル・ゲイツやMeta社CEO マーク・ザッカーバーグも彼のファンとして有名です。
旧Facebook(現Meta)にすると、彼の作品(スノークラッシュ(1992))が企業の戦略を決めたといっても過言ではないです。
ニール自身は、今のメタバースには新しさがないため興味をもてず、今はむしろ直近の課題「気候変動」に関心があるようです。
最近出たばかりの最新作も、気候変動に立ち向かう話です。
宇宙旅行は人類のロマンとしてワクワク感を与えてくれますが、目先の重要な課題を置き去りにしないように気をないといけませんね。