量子技術がついにポータブル?
暗号・コンピュータ・マテリアル・テレポーテーション・もつれ・・・科学好きの方なら徐々にピンとくると思いますが「量子」繋がりです。
量子技術は応用がこれから進むことが期待されており、ついに国家としても集約して情報サイトを4/26に開設したようです。
「Q-Portal」。個人的には、English版と巻末に人材/資金募集があるのが素敵です。最新技術は人材・資金が枯渇気味なので、日本村にとどまらない視点は重要だと思います。
下記の最後に国家としての量子技術政策について軽くふれましたが、今のところ順調です。
2023年のニュースを1つだけ。
この実行計画の元となる政策は既に打ち出しています。2023年4月に公開された資料から抜粋します。
で、ビジョンを実現するための目標値はこんな感じです。
なかなか野心的な目標ですが、こういった最新技術に間接的にでも触れるのはとても重要なので、盛り上げていきたいです。
特に最近の「ChatGPT」はよい例で、体験有無でその向き合い方は大きくかわるのかなと想像しています。
いやいや「量子技術」はめちゃお金かかる施設と人材いるでしょ・・・と思うかもしれません。
実際やっと2023年になって国内で初の量子コンピューター稼働のニュースが流れたばかりです。
量子コンピュータにもいくつか方式がありますが、こちらはまずは超伝導を使った仕組みのようです。ぜひ実装結果をしりたいですが、名称を公募しているので、その意味では今から関われます☺
ただ、そんな国家規模のプロジェクトがという話をしているさなか、こんな驚くニュースが流れています。(タイトル画像はここから引用)
中国ベンチャーSpinQ Technologyが開発した世界初となるポータブル量子コンピュータ「Gemini Mini」「Gemini」「Triangulum」です。量子ビット数は2と最小限のスペックですが、数百万円なので、個人での購買としてはギリギリなくはないかなと思います。
私は触ったことはないですが、下記をみると初回分が完売したそうです。
ただ、用途はというと・・・やや無邪気な挑戦の要素もあるようです。
これは批判というよりはその勇気を称賛したいです。この開発・販売に踏み切ったSpinQの共同創業者Dr.Fengは若干34歳です。
上記記事では、中国ではシリコンバレー化しつつある深センをこの方は意外にも批判してますが(こういった冒険プロジェクトを受け止める力がまだ弱く山師が多いらしいです。あくまで一意見)、それでもこういった行動を深センで起こす、という風土はややジェラシーを感じます。
まずは、量子技術に直背tう触れる機会を自分でも作っていこうと思います。
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