人類は500歳まで生きれる!?レイ・カーツワイルの現在
レイ・カーツワイルは、「(技術的)シンギュラリティ」の伝道師として有名です。
以前に何度も触れたので直近の投稿を載せておきます。(本文内にまた過去のリンクも)
カーツワイルは楽観主義者としても知られており、テクノロジーの加速度的進化で人類はより幸せになるという信念を持っています。
自身も毎日サプリを飲みまくって長寿化を自分の体で実験しているのは有名です。
そんなカーツワイルが、SXSWに登壇して「人類は500歳まで生きれる」というコメントを発したようです。
あいにく有料記事の箇所までは読めませんが、カーツワイルなら比喩や誇張でなく、可能性としてそのまま発したのだろうと思います。
ただ、人間は生物学的に120歳あたりが限界、とどこかで聞いた記憶があります。(出所思い出せず・・・)
もしこれが事実なら、相当肉体を機械(サイボーグ)化するか、いっそのこと思い切って精神的なものを外部化する、という方法だと推測します。
気になったのは、無料記事内で「2029年を機に人類の寿命が飛躍的に延びる」の記載です。
彼の名著(人によっては奇書とも)
「シンギュラリティは近い(初期タイトルは「ポスト・ヒューマン誕生」)」
を読んだ方はピンときたかもしれません。
それによると、この年前後に「人工知能が人類の知能を超える時期」と彼は予測しています。
たまたまかもしれないので、そこは深堀りしないでおきます。
実はカーツワイルの新作「The Singularity Is Nearer」が2024/6/25に出版(日本語版は未定)されます。
ここで、前著(2005年)との差分含めて、彼が描くシンギュラリティの最新予測が披露されると思います。
個人的に興味があるのが、その原動力です。
前著では、シンギュラリティに向けて下記3つがけん引する、としていました。
G(遺伝子工学)
N(ナノテクノロジー)
R(ロボティクス。人工知能も含まれる)
個人的には、現時点でもこの3つの複合作用がテクノロジーを加速していると思います。改めてカーツワイルの先見の明には驚嘆するばかりです。
敢えて補足すると、ナノテクノロジーの内訳として、量子技術を使った応用が近年目立ってきています。
つい最近も、SFかと見間違う記事を見かけました。
これはこれで面白い話なので深堀は割愛しますが、2023年度のノーベル賞受賞者(物理・化学)も「量子」つながりです。
このあたりが今回の著書でどこまで言及されているかは興味あります。
いずれにせよ、上記記事内のカーツワイル画像を久しぶりに見る限り、76歳にしては若く見えます。それが接種する薬やサプリによるのかはわかりませんが、彼の特徴である「楽観的」であることは、若さを保つうえで効果はありそうです。
今から彼の新作を心待ちにしています。
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