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定年退職後の第二の人生「団塊フリーター」の生活で、まず正面からぶつかってみようと始めた…

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定年退職後の第二の人生「団塊フリーター」の生活で、まず正面からぶつかってみようと始めたのが、芸術学の勉強。国内初の芸術系通信制を創成した大学での修了記録と日々の活動が、自分史『アートに生きる』として結実した。 No1、No2と進展、次はあるのか?このnoteしだいかも。

最近の記事

「ものと場の関係性」を問う:李禹煥

石・鉄・ガラスなどの「もの=物質」をある「空間=場」に配置し、その「関係性」を見る人に問いかける。1960年代末から戦後の日本の現代アートの中で「もの派」を牽引。 <影響> 李禹煥の芸術活動に影響を及ぼした三つ出来事とは。 ①    ハイデガーの実存哲学の影響 韓国慶尚南道に生まれ、大学時代に来日し、日大に編入し大学で哲学を学ぶ。ハイデガーの『存在と時間』や人の人生の意味を問う実存哲学であった。 ② 現代アートの影響 1950-60年代には、過去の美術教育ではなく、ポロッ

    • 「?」から「OK」への進展:「岡山芸術交流」

      岡山と愛知は、どちらも国際的なアートプロジェクト。日本の代表的な新潟の越後妻有「大地の芸術祭」や「瀬戸内芸術祭」の山間や海といった自然豊かな地域空間に軸足を置いたものとも、「都市型」という点で異なり「地域とGlobalの共存」のアートだとされている。 「岡山芸術交流2022」と「あいち2022」(ディレクター片岡真美)とは、歴史も規模もちがう国際芸術祭、何が異なるのか?2022年のアートプロジェクトの一つの考察。 「あいち」と「OK」の違い 同じ点はあるが、違いは3つ ①

      • 塗り込められた20世紀の記憶《ビルケナウ》

        黒・灰・緑・赤・白などの色が塗り込められた4枚の巨大な抽象画。現代アートの最高峰ゲルハルト・リヒターが、「ホロコースト」という深刻な主題に挑戦し完成まで50年近くかかった最重要作品。日本の現代アートの中で2022年一番の話題作。私はアウシュビッツのような暗いテーマは好きではなかったが、最近ではナチのような「全体主義」が、この世にこれからも復活する可能性があると言われており、《ビルケナウ》には強烈な感銘を受けた。《ビルケナウ:Birkenau》(2014年)Gerhard Ri

        • コロナ禍の中での、私の解放・脱出戦略。

          いま何をするのか?「反コロナ禍の3つの健康戦略」 (コロナ禍:閉塞感:自粛:三密、距離、関係希薄、会話の減少)→ここから脱出方法は? ①    体の健康:体を動かす、出かける ②    頭の健康:楽しみが減ったので、好きな事、興味・関心の枠を広げる ③    心の健康:人との関係性、人にフォーカス、つながり、コミュニケーション 基本は、毎日のスポーツクラブ通いでは、体を動かすことで、健康ストレッチ、ヨガ、太極拳、筋トレ、エアロビなど、メニューを変えて実施。成果は、メタボ脱出

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