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【開発ストーリー】カラーマスフセン

この記事では、カラーマスフセンの開発ストーリーを綴っています。

この商品も多くの教育関係者の方と開発しました。ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです!

カラーマスフセンのご予約はこちらから!
https://shop.plus-teacher.com/items/97525021

カラーマス?なんだそれ?

おおよそ2年前、マス目フセン"Kaketa!"をリリースしました。

マス目フセン”Kaketa!”

ブランドを立ち上げ、多くの方に商品を届け始めた頃、ユーザーの方からコメントを頂きました。

カラーマスノートの付箋版を作って欲しい」

ユーザーの方からのお便り

「ん?カラーマス?ノート?なんだそれ?」と思い、ネットで検索をしてみます。

カラーマスノート

「なんだこのノートは?マス目に色がついてる。どういうことだろ!?」

というのが最初の印象でした。

色々と調べていると、素晴らしい口コミが多数ありました。

・子どもがバランスよく文字が書けるようになった。
・視覚認知が苦手なので助かります。
・書写も綺麗になったし文字も覚えやすくなっています。

カラーマスノートの口コミ(一部編集)
引用)https://tobiraco.co.jp/item/colour_zen/

文字をバランス良く書くためのツールとして指示されているノートだと分かりました。

ただ当時は多忙を極めており、リサーチをやり切ることができませんでした。

「まだ開発しなくて良いかも…」とストップをかけました。

いま思えば、あらゆる作業と並行して開発を進めておけばよかったです…

余談ですが、新商品をリリースする度に「1年前に欲しかった…!」とコメントを頂きます。

子どもの成長は早く、指導者・保護者は今この瞬間に商品が欲しいと願う人が多いのです…

価値を調べる!

+teacherが2周年を迎えた頃、関係者の手助けを借りながら開発に集中できる環境が整いつつありました。

カラーマスの企画を復活させると気合を入れ直し、リサーチを始めました。

調べれば調べるほど、カラーマスノートは非常に優秀な機能であることを実感しました。

私が最も価値を感じた部分が、「文字のバランスを言語で説明しやすいこと」でした。

カラーマスノートHPより引用(一部編集)

指導者は言語で説明しやすく、それを子どもが受け取りやすい。そんなwin-winな商品にすっかり魅了されました。

この商品を、+teacherの得意分野である付箋カテゴリーに組み合わせることで以下の利点があると考えました。

苦手な文字や漢字にピンポイントで使用できる

カラーマスを商品化することで、
世の中のお役に立てるかもしれない!と
強く感じました。

とは言いつつも、既にカラーマスノートという大発明があるため、僕一人の独断で開発を進めることができません。

関係者の皆様に承諾を得る必要がありました。

カラーマスを使わせて下さい!

カラーマスノートの開発者の皆様へ、メールをお送りしました。

カラーマスノートは素晴らしい、救われる子どもたちが多くいると思う、付箋という形にすれば今よりも救われる人たちが増えるはず!開発の許可をいただけないでしょうか。

送ったメールの内容

返信を待ちました。

YUIの「CHE.R.RY」が脳裏に流れます。
(僕は今年32歳になりました。ガラケー時代が懐かしい…)

お返事が来ました。

いいですよ!面白い企画になりそうです!

お返事の内容

本当にありがたかったです!

一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会 代表理事 河野政樹様、高知大学医学部附属病院小児科の脇口明子先生、言語聴覚士の永江拓朗先生に、この場を借りて御礼申し上げます。

丁寧にカラーマスを付箋に昇華して世の中の役に立てるぞ!

商品化に向けて動き始めます。

ユーザーの声を形にする!

+teacherで過去に買い物をしてくださった皆様へカラーマスのアンケートを取ることにします。

カラーマスフセンの開発時のポイントは以下の3点です。

・マス目のサイズ
・マス目の数
・カラーマスの印刷色

マス目の数について

以下の候補がありました。

検討中のデザイン

結論、4マスにしました(2×2マス)

1マスの方が集中できる。など様々な意見が寄せられました。

最終的な決め手は、子どもによっては「縦書き、横書き」の得意不得意があることです。

見本を真似して書く時、どちらにも対応できる4マスにしました。

以下、有識者の方からのコメントです。

縦書きは、上の見本を見ながら下のマスに書きます。また、横書きは左端の見本を見ながら右のマスに書きます。どちらも苦手もしくはどちらかが苦手なお子さんもいらっしゃいます。国語以外の教科は、ノートをとる際、横書きが多くなるためどちらも練習できるようにしています。最近のお子さんは、ゲームやスマホなどの影響で、目玉を上下左右に動かすことが苦手な子が増えているといわれています。目線のみを移すことが難しく、頭も一緒に動かしてしまうため、板書をするのに黒板を見ながらノートに書き写すのが難しかったり、時間がかかったりしているという現場での話も聞いています。

マス目のサイズについて

カラーマスノートは、26mmと40mmの2サイズ展開です。大きなマスにも価値はあるのですが、付箋となるとサイズ感にも気を使わなければなりません。

アンケートを取ると26mmでも問題がないとのことだったので、26mmマスで確定しました。今後の展開も考えているのでサイズ感に関してお気づきの点があればコメントください!

カラーマスのデザインについて

カラーマスフセンも多くのバリエーションを検討しました。

もはや何が違うねん!のレベルですが、誰でも使いやすいものを追い求めていきます。

濃淡や枠線もこだわります。

色の濃淡も検証します。

鬼のようにデザインと睨めっこしました。
そして、完成です!

カラーマスフセン
文字指導の言語化は大発明すぎる…
付箋ならではの価値!

アウトプットだけみれば簡単な商品かもしれません。ただその裏には大人の使いやすさ、子どもの使いやすさを緻密に繊細に評価している実態があります。

ぜひお手元に到着された際に、すべての要素をデザインしていますので、なんでそうなったのかなといった会話も親子、同僚間で楽しんでいただけると嬉しいです!

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終わりに

今回も多くの関係者の方のおかげで商品を世の中に出すことができました。

開発の中で、ニッチすぎるかも!と思ったのも事実ですが、ユーザーの皆様の声が背中を押してくれました。(あと商品価値は全然ニッチではなく、ポテンシャルがある商品です。)

本商品も多くの方のお役に立てるように育てていきます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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