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第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会

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SCCが開校する「コピーの学校」。その教頭として「第10回SCCしずおかコピー大賞」のファイナリスト作品で反省会をしています。 全60作品を教頭はどう考えるのか!? 独断と偏見、…
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《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 プロローグ〜「メンバーズ大賞、逃しました。」

11月30日に「第10回SCCしずおかコピー大賞」の表彰式があり、その懇親会でメンバーズ大賞の発表がありました。 メンバーズ大賞は、静岡コピーライターズクラブの会員のみで行っている「しずおかコピー大賞」の乗っかりコンペ。要は審査するだけでなくコピーを書いて楽しみたい! というコピーを愛する会員たちの思いから始まりました。半分遊びであっても、書くことに情熱を注いでいるメンバーですから、ライバルに負けたり評価をもらえなかったりすると死ぬほど(泣くほど)悔しい‼︎ 私も含めほとん

《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.10

課題1 「静岡企業の東京進出を後押しするコピー」 ・「本物」は場所を選ばない。 ちょっとした、名言のような佇まいを感じさせる。堂々としたコピーに思わず頷きたくなる。コピーは、コトバ。コトバである限り、伝達のため文字に起こされたときの雰囲気(=佇まい)も大切だと思う。 これまでの記事において何度も書いてきたように、そうなのだ、静岡県には「本物」と言える商品や製品(工業や農業を問わず)が多い。 裏付けとして、静岡県の統計を出典参照してみる。 よくもまあ(汗)、県の職員はこれ

《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.12

課題2:人と人との絆を伝えるコピー  ・「はじめまして」って冒険だ。こういうコピーに出会ったとき、じぶんが歳を重ねたことを実感する。 これを書いたのは、専門学校生。成人しているのか、していないのか? ご本人に確認しなかったのでわからないが、年齢からくる瑞々しさと清々しさをコトバから感じてしまう。 キャリアとしても、年齢としても、じぶんから先に「はじめまして」と言う回数は減ってきている。(逆に先に言われたりして…。苦笑)でも、過去のじぶんを思い出してみると、一体どれほどの「は

《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.13

課題2:人と人との絆を伝えるコピー ・あなたは出会った人からできている 人と人。一人のひとが、一生で出会える人数はそれぞれ。私は一体、何人のひとと会話し、食事し、喜びを分かち合えるのだろうか。 人は生まれることで親に出会う。お腹の中にいる間は、栄養を母親からもらうことはできても、生きるための知識をえることは無いと言っていい。この親との出会いが、最初の社会性だ。生きるための知識や対処法を、じぶんのことのように無償で教えてくれる。そして、家族という最も小さな社会での過ごし方を出