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2023年私の大胆予想:産業政策時代に逆戻りするが、宇宙からみた地球は一つ

さて、今年の授業は本日までですので、本NOTEも、年明けの授業迄お休みいたします。

いくつか、大胆予想をご紹介してきましたが、今年最後は自分の大胆予想で締めたいと思います。


いろいろありますが、5つに絞ります。

1産業政策時代の到来

産業政策・・・長らく死語でしたし、政府が介入すると、多かれ少なかれ失敗する・・・そう言われて久しいように思えます・・・

しかしながら、中国のいわばキャッチアップ型の産業政策が奏功し、それに大いに刺激を受けた米国が方針を転換、EUも追随、それに連動する形で日本も・・・典型的なのは半導体ですが、政府の介入期待がより一層高まりそうです。

個人的には、あまりにも過度な期待は禁物とは考えますが、企業からすれば、コスト低減のサポートがあれば、有難いのは確かです。
D(右下がり)S(右上がり)曲線のS曲線を右にシフトさせますので、生産コストは下がり経済にはプラスになります。

物価高で苦しく、そちらの対応で手一杯ですが、産業政策の力量が問われることになりそうです。


2EUルールの時代の到来

世界のルールは、これまでは盲目的に米国に従う・・・そういう認識だったのではないでしょうか。
ところが、多国間を束ねる力量には限りみられ、域内の27カ国を調整する能力に長けたEUが、俄かに台頭してきているように思えます。

世界の分断が懸念されますが、WCをみていても、やはり、世界は一つ。
統一ルールは必要で、サステナブルでは、EUに一日之長がありますが、人権問題は波乱を呼ぶ・・・ことになりそうです。


3Z世代の囲い込みの時代の到来

昨日、都内某所の書店に行きましたが、

【ビジネス書年間ランキング】
1位 廣田周作さん『世界のマーケターは、いま何を考えているのか?』(クロスメディア・パブリッシング)
2位 原野守弘さん 『ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門』(クロスメディア・パブリッシング)
3位 國光宏尚さん『メタバースとWeb3』(MdNコーポレーション)
4位 松永光弘さん『ささるアイディア。』(誠文堂新光社)
5位 佐久間宣行さん『佐久間宣行のずるい仕事術』(ダイヤモンド社)
6位 コクヨ野外学習センター『ファンダムエコノミー入門』(黒鳥社)
7位 安斎勇樹さん『問いかけの作法』(ディスカヴァ-・トゥエンティワン)
8位 吉備友理恵さん 近藤哲朗さん『パーパスモデル』(学芸出版社)
9位 天羽健介さん『NFTの教科書』(朝日新聞出版)
10位 小国士朗さん『笑える革命』(光文社)

実は、全然知らなかった書籍ばかり・・・
やばい!!・・・と思いました。
もちろん、書店の場所柄もあると思います。

ただ、実は、そこにあるのは統一された軸足と気付きました。
実はZ世代の消費を読むことだったのです。

日本に居ると、シニア消費などに目が行きがちですが、世界の消費のけん引役は、やっぱり若者です。
Z世代、さらにはα世代の時代に対応することが肝要です。

4宇宙開発競争の時代の到来
こちらは、前述のEUではなく、米国がリードしそうです。

実質50年ぶりともいえる、宇宙開発再競争が加速しそうです!
宇宙飛行士を目指す世界のジュニアが増えそうです。

米中ロの争いが宇宙で激化するかもしれませんが、国境のない宇宙で飛行士レベルでの協力が、地球全体の融和にもつながる流れにも期待したいところです。

5経済安保の時代の到来
最後は、本NOTEで一貫して取り上げてきた、経済安保です。
やはり、アジア全体では米中時代にどう向き合うか、そこに尽きます。
1の産業政策ともリンクしていますが、この流れにどう向き合うか、それが大きなテーマとなりそうです。


それでは、一足早く、よいクリスマス、年末年始をお過ごしください。

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