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「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録記念セレモニーを開催しました

当会は、日本酒造組合中央会及び日本酒造杜氏組合連合会との共催で『祝「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録記念セレモニー』を、12月8日(日)市立伊丹ミュージアムにある国の重要文化財「旧岡田家住宅・酒蔵」(兵庫県伊丹市)にて開催しました。

セレモニー概要

日時:2024年12月8日(日) 14:00-16:00
会場: 市立伊丹ミュージアム 旧岡田家住宅・酒蔵
    兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
主催: 日本酒造組合中央会
    日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会
    日本酒造杜氏組合連合会
後援: 伊丹市
協力: 公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団
対象: 招待者(行政関係者、業界関係者)、一般参加者
内容:
 1. 代表挨拶
   日本酒造組合中央会 会長 大倉治彦
  2. 鏡開き・乾杯
   日本酒造組合中央会  会長 大倉治彦
   日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会 
             会長 小西新右衛門
   日本酒造杜氏組合連合会 副会長 中川博基
   九州本格焼酎協議会 会長 多田格
   全国本みりん協議会 会長 村松浩一郎
   独立行政法人酒類総合研究所 理事長 福田央
   伊丹市 市長 藤原保幸
 3. 来賓祝辞
   東京農業大学 名誉教授 小泉武夫
   鹿児島大学 名誉教授 鮫島𠮷廣
   一般社団法人和食文化国民会議 代表理事幹事 伏木亨
   国税庁 酒類振興・輸出促進室長 遠山秀治
   文化庁 参事官 高橋一成
  4. 酒造り唄披露
   丹波流酒造り唄保存会
  5. トークセッション 伝統的酒造りの価値と継承
   <登壇者>
   保存会 会長 小西新右衛門
   九州本格焼酎協議会 会長 多田格
   丹波杜氏組合 相談役 小島喜代輝
   全国種麹組合 理事長 今野宏
   酒類総合研究所 理事長 福田央
   <司会進行>
   保存会 事務局長 宇都宮仁
 6. 閉会挨拶
   日本酒造組合中央会 副会長 佐浦弘一

関係者挨拶概要

大倉治彦 日本酒造組合中央会会長
ユネスコ無形文化遺産登録は、数百年にわたり受け継いできた職人の方の努力の結果。これを機に業界全体の売上増加にも期待したい。

藤原保幸 伊丹市長
お酒との関わり、お酒を生かした街づくりを伊丹市の柱にしてきた。日本の伝統的酒造りが世界に認められ伊丹でセレモニーができたいへん嬉しい。

佐浦浩一 日本酒造組合中央会副会長
多くの方が言っていた通り、今回のユネスコ無形文化遺産への登録はゴールではなくスタートであると考えている。皆さまからも沢山の取り組むべき課題もいただいたと思っている。

トークセッション発言抜粋

小西新右衛門 保存会会長
ユネスコ無形文化遺産への登録はゴールではなくスタートライン。農家や種こうじ会社や木製器具の職人の方も含め酒造に関わる方の底上げになる機会。伝統的酒造りを将来にどうつないでいくのかなど引き続き考えていきたい。

小島喜代輝 丹波杜氏相談役
毎年この時期になると、仲間の杜氏から、新酒の良いお酒ができたと喜んで電話がかかってくる。今の時期はお正月用のお酒を一生懸命搾っており、みんな子供を育てるようにお酒を造っている。そういう仕事を杜氏・蔵人たちが続けていることが、今回のユネスコ無形文化遺産に登録された。涙が出るほど喜んでいる。

福田央 酒類総合研究所理事長
1905年より、酒類醸造講習を継続し人材育成を行ってきた。今年からは講習の目的の中に、伝統的酒造りの継承というものも含み実施している。

多田格 九州本格焼酎協議会会長
本格焼酎は、人間の知恵で切り開き時代に応じて変化してきている酒。今後の本格焼酎がどのように変化していくのか楽しみにしてほしい。

今野宏 全国種麹組合理事長
10万種類もある菌類の中で酒を造るたった1つのこうじ菌を見つけ出し、醸造文化を作り上げてきたことは驚愕すべきこと。


丹波流酒造り唄保存会による酒造り唄披露

日本酒造組合中央会プレスリリース


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