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生きづらさの克服 - 不安の解消方法 -

※この記事は2024年11月6日に更新されました。

発達障害グレーゾーンのKoji 43歳です。

「日々感じている生きづらさを克服する!」
をテーマにnote記事を更新しています。

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1. 特性 不安を自ら増幅してしまう

生活の中で不安を感じた時に私の内側で起こるのは、
・物事の良い面は見ずに、悪い面ばかり見てしまう。
・悪い面の情報が自分の中でぐるぐる回り、ネガティブな感情が増幅する。
・増幅されたネガティブな感情に支配され不安になり、動悸がし、眠れなくなる。
・眠れないため疲れが取れず、更に不安が増幅される。

例えば、上司から業務上の指摘を受けた時には、

まず上司の期待通りの成果が出せていないと感じる。
→ 近いうちに仕事をクビになることを想像してしまう。
→ クビになった後の生活を想像してしまう。
→ 不安になり、常に動悸がし、眠れなくなる。
→ 疲れが取れないため動けず、一層上司の期待通りの成果が出せなくなる。

実際は上司が部下に業務上の指摘をするのは当然の事であり、
指摘するのは期待をしているからという良い面があります。

しかし私は、「否定された」「自分はダメな奴だ」と、
真っ先に悪い面からとらえてしまう思考のクセがあります。

今まではこの思考のクセのサイクルを受け入れて、
「耐える」という選択しかしてきませんでした。

しかし、気づきました。
この思考のクセが自分で分かっているならば、
しっかりと向き合うことで克服できるのではないかと。

今回は、良い面を見ずに悪い面を見て不安を増幅するという
思考のクセと向き合い、克服方法を実践した結果
の一部についてお伝えします。

2. 不安の解消方法 実践までの道のり

まず、発達障害グレーゾーンの特性として、
ある書籍によると下記のように述べられています。
私はまさにこの通りです。

失敗や否定的な評価への不安が付きまとい、新しくチャレンジする喜びや期待よりも、失敗して傷つくことへの恐れや恥の感情といったネガティブな感情が先行してしまう。

発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン 岡田尊司著

そして、この克服のために必要な行動についても述べられています。

自分が何かを成し遂げるとか、何かの役に立っているとか、必要とされているといった体験をすることを通して、自分の価値を認められることが、自分に対する信頼を回復するためには必要なのである。

発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン 岡田尊司著

これは、単に人から「君がいてくれた助かった」などの言葉をもらえることも大切なのですが、それより自分自身が「うまくいった!」「人の役にたつことができた!」など確信できることが最も大切なのです。

例えば上司からほめられたとしても、自分自身が自信をもって何か努力をした結果でないと、誉め言葉も素直に受け入れることが出来ません。

つまり、自分が「やりたい」と思い行動した結果として、
人からの感謝を得られると、それが自信につながるのです。

逆に、自分の自信やモチベーションにつながらないのは、
「人に強制されること」です。

例:
「君は悩んでばかりで行動に移すのが遅いから、上司が決めたことに従って動きなさい」
「悩む時間は無駄だから、悩まないようにしろ」

こういうことはしょっちゅう言われているのですが、
私の心には響いてくれません。むしろ、拒否感さえ持ってしまいます。

自分自身のメンタルが準備できていないのに、
「四の五の言わずに」行動することだけを要求されても、
頭も体も動かないのです。

すると、やはり重要なのは前述の通り
自分が「やりたい」と思って行動することです。

ところが私は、「自分がやりたいことがわからない」と、
改めて悩んでしまい、また行動に移せていない状態に陥りました。

時間をかけて何度も考えた結果、
「人に喜んでもらえることが自分のやりたいこと」という
結論に至りました。

「自分のやりたいこと」が先に来るのではなく、
「人に喜んでもらうこと」が第一です。

そのためには、「ニーズのあることを見つけて自分が進んでやる」ことが必要です。

まずはシンプルに考え、「家の掃除」をスタートとして、
自分の自信を取り戻すことを開始しました。

3. 不安の解消方法 実践結果

家の中が汚くてうれしい人はいるでしょうか?

誰もが自分の住んでいる家の中で、
汚れていて気になっているものの自分では掃除をしたくない箇所を
いくつも気づいているのではないでしょうか?

トイレ、お風呂、キッチンなど水を扱う場所は特に汚れています。
他にもホコリが溜まっている部屋の隅など、
気になるところは無数にあるはずです。

気になっていてキレイにしたいにも関わらず自分ではやりたくないというのはまさにニーズであり、このニーズを満たすことで喜んでもらい、自信を取り戻す足掛かりになるのです。

例えば、私は自宅トイレのタオル掛け下側に溜まっていた水染みを掃除してみました。

掃除前
掃除後

掃除後でも完全に白くすることはできませんでしたが、
ニーズを満たす程度にはキレイに出来ていたため、
家族には「この汚れは気になっていたんだよ!」と驚かれた上に、
感謝を得ることが出来ました。

ちなみに、
「掃除後でも完全に白くすることはできませんでしたが」という
私の表現がまさに良い面より悪い面を見てしまうという例です。

掃除によって人のニーズを満たせていて良いことなのに、
自分の中で「新品同様の真っ白でなければならない」という理想を
満たせていない悪い面を真っ先に見てしまっていると、例えば
「これで掃除したの?まだまだ汚いよ。」と言われることを考えてしまい
自信が持てず、不安を増幅する入口に入ってしまいます。

例え自分の中では完ぺきではなくても、
人のニーズを満たし喜んでもらえる経験を増やすことで自信がもて、
不安の増幅への抵抗力が大きく増すこととなります。

加えて、自分がやりたいと思ってきれいにした箇所は、
よりキレイにしたいという気持ちが生まれます。

これはまさにモチベーションが生まれた瞬間であり、
自分がやりたいことは続けることが出来るのです。

私生活においても、会社においても、
自分がやりたいことを見つけて、実行に移すことが自信を持つために必要であることを改めて感じた瞬間です。

4.まとめ

生きづらさに伴う不安の解消方法を紹介しました。

まとめると、
1.自分には不安を増幅する思考のクセがあることを自覚する。
2.自分がやりたいと思えることをやる
3.自分の価値を認められることが自信につながる
4.自分の中で良いサイクルがまわり始める。

具体例として家の掃除についてお伝えしました。
上記の1~3のサイクルを回すには、
周りを見渡すといくらでもできることが見つかることに気づきました。

これを自分の中の勝ちパターンとして、
今後も生きづらさの克服にまい進したいと思います。

記事をお読みいただきありがとうございました。
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