「ゼロゼロ融資」を利用した後はココに注意!!
民間金融機関における実質無利子・無担保融資
今回の新型コロナウイルス感染症に係る資金繰り対策として、民間の金融機関でも信用保証協会付きゼロゼロ融資(保証料ゼロ、金利ゼロ)の取り扱いがスタートしています。金利ゼロ、保証料ゼロ、さらには融資に係る契約書の印紙も不要!なのでとってもお得な融資制度です。
金利に関しては、借りる方の金利負担は当初3年間ゼロですが、当初3年間分は国や地方自治体から金融機関に補填があるので、金融機関にとっては全期間にわたって金利収入が入ってきます。
また、売上高が15〜20%以上の減少で利用できるセーフティネット保証4号認定や危機関連保証であれば、信用保証協会の保証割合が100%になるので(万が一の時でも、金融機関がかぶることなく、全額を信用保証協会が代弁)、金融機関にとってもリスクがゼロのとても素敵な融資制度なのです。そのため、金融機関の担当者もノルマを課せられているようで、積極的に売り込みしています。
とってもお得な融資制度なので、要件に該当する企業は是非とも利用した方がいいのですが、毎月の返済額や期間の設定には少し注意が必要です。
金融機関の担当者も今の状態しか見ずに売り込みしてくるので、据置期間が終了する4〜5年後に困らないように、今からしっかりとした準備が必要です。特に、「運転資金」を「証書貸付」で借入している企業は、是非次の点を注意してください!!
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