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社長になるから社長になれる
社長の平均年齢は
帝国データバンクの調査によると2019年の全国の社長の平均年齢は59.9歳と、右肩上がりの推移が続き過去最高を更新しているらしい。
確かに周辺でも、70歳以上の社長でも普通に元気に活躍している。
元気に活躍している高齢者が多いということは、喜ばしいことでもあるが、一方でその後継者が育たない原因になっている気もする。
周りにも、社長が60歳代後半で、後継者の息子が40歳代といったケースが多く、そのような場合には「早く社長を交代するように」と忠告している。
しかし、そんな社長は
「まだまだ、あいつ(息子)は社長のしての能力がない」
「まだまだ、社長を任せられる器ではない」
「あいつには、まだまだ覚悟が足りない」
と反論してくる。
社長になるから社長になれる
しかし、社長にならないと社長にはなれない。
「地位は人を作る」という諺があるように、社長になるから、社長としての能力や器や覚悟などが備わってくるのです
また、これから創業したいという方にとっても同じです。
「こんな私が経営者としてやっていけるだろうか」
「私は社長の器ではない」
「まだまだ知識が足りないので、社長になんてなれないかな」
と考えてしまう方も多いが、創業して経営者になれば、経営者になれます。
親になるから親になれる
これは「親になる」ということと同じです。
誰も、親としての知識や能力、器や覚悟が備わってから、親になっているわけではない。直ぐに完璧な親になることは無理でも、目の前の子どもの幸せを願って、一生懸命に子育てをしていくなかで、課題に直面し、試行錯誤をしていくなかで、必要な知識を身につけたり、時には失敗を繰り返しながら、親として少しずつ成長していく、
そして、気づいたら「親らしく」なっていた。という方がほとんどではないでしょうか。
社長も、会社の発展や従業員の幸せなど、自社のミッションやビジョンの実現を目指して、目の前のことを一生懸命にこなしていくなかで、課題に直面し、試行錯誤をしていくなかで、必要な能力や知識を身につけていき、時には失敗を繰り返しながら、社長として少しずつ成長していく。
そして、気がつくと「社長らしく」なっていくものです。
そのためにも、早く社長らしくなるためには「早く社長になる」以外にはありません。まだ現社長が元気なうちに、後継者を社長にして、後継社長が失敗してもフォローしてくれる存在がいる間に、たくさんの失敗をさせることが、社長らしくなる近道です。