問いの技術
そこに #古代弁論術 の #ラミのトポス というものが出てきた。ラミのトポスはすごい。いつも僕がやっていたり、講義していたりすることを見事に言語化している。ということで、紹介。
トポスとはトピックのこと、トピックとは格子のことなので、うまく弁別することだと思う。
ただ、"ラミのトポス"ではあまり適切な検索が得られない。
手元に積ん読していた修辞学に関する書籍「ザ・レトリック」にも記載がなかった。
このため、少し整理を試みる。何を問うかは仕事の本質だ。
ラミのトポスをまとめると
まずは因果である。原因と結果。これは由来と派生ともいえる。
次に包含だ。類、つまり何に含まれるか、何の一種か。逆に何を含むのか、つまりそれはどのような部分で構成されているのか。
他にもある。相反だ。反対概念は何か。更には類似、似た概念とどう違うのか。
また、もっとも重要なのが、等値、つまり定義はなにかを同定すること。
最後に、その言葉のルーツ(語源)はなにか。語根がわかれば正しい使い方がわかる。
問いは日常である
僕は #企業と人材 という雑誌で連載させていただいているが、その連載の内容はまさにこれの繰り返しだ。日々の仕事もそうだ。頭の良し悪しにみえるものも問いを繰り返したことによる質でしかないし、人から評価されるかもほとんどこれに尽きる。
問いはときに #ロジハラ とかいう逆パワハラにあうが、真理めいたものにたどり着く最良の手段だと信じて疑わない。
初ノートなので、ラフに書いてみた。写真は格子だ。 #自己紹介 がわりに書いたが、ないのも悲しいのでタイミングを見て書きたい。
もしかしたら「問いのデザイン」あたりに書いてあるかもしれないのだけれど、引っ越ししたばかりで本が探せないので、本棚が届き、段ボールを開梱したら調べてみたい。
追記:本概念は会社で「5w」という名前のツールを作り、リリースした。