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snafu_2020
支配関係も良好な関係と言えるのか
先日、関係性の質を上げればよいのかという記事を書いた。
ここでは、関係性軽視の揺り戻しが関係性への注目を生んだので、サイクルなんだなら別に結果だっていいじゃないという話を書いた、、はず。
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今回は、関係性について、少しコントみたいなものを思いついた。
「関係性は良いですか」
「(俺と部下の間にはよい支配関係や主従関係が築けている。威圧するだけで震えながらすぐに動くしな。)はい、部下との間には良い関係が築けます。」
どうだろうか。
関係性とは、要素と要素のつながりしか意味しない言葉であり、関係の良し悪しも主観的なものなのだ。
だから、「関係性をよくしよう」だけでは、先程のコントのような変な方向付けが生まれる。そして、それは本人にとってはなんら間違っていない。問いが悪いのだ。
では、良い関係とは何か。それは時代によって移ろうものだけども、基本的には、相手への尊重や共感、配慮を前提とした対等な関係のことであり、その上に職位による上下関係が上積みされている状態だと思う。
上司だから、客だからというなんら正当性のない理由で威圧する関係が良い関係性なわけがない。
まずは、人と人としての正しい関係が先にくるのである。
今日は短く書いてみた。