ボードゲーム「オルレアン」の紙ペンゲーム版「ジャンヌ・ダルク」をやってみた
いつもの記事にはあまり書かないボードゲームの話。
昨今、紙ペンゲームの進化が著しい。紙ペンゲームは文字通り、紙とペンで行うゲームで、用紙を消耗するゲームだ。紙が減るという欠点はあるが、書き込むことで物品を著しく削減できる長所がある。
だから、自然の流れとして、過去のボードゲームを紙ペン化していこうという流れも生まれている。
カード部分をウェブにするという流れもでてきている。(これについてはいつか書きたい。先日も、ヒューストンイルカなんとかというゲームのルール読みをしていた学生がカードスキャンをはじめていて面食らった)
紙ペンゲームについては、研修向きなのでかなり試行錯誤を繰り返している。2008年に作った財務研修はまさに紙ペンだったし、その後も2012年位には欧文印刷さんと打ち合わせして「消せる紙」をゲームボードにできないかなど、色々と試行錯誤してきた。
昔、社内でやった「オルレアン」というボードゲームに紙ペン版がでた。「ジャンヌ・ダルク」という名前で。
作者は紙ペンではなく、「ドローアンドライト」と表題につけている。紙ペンというと叱られるかもしれない。紙ペンの進化系である。一部紙ペンとでも呼べばよいだろうか。カードやコマもあるけど、紙ペンのような消耗品があるものだ。こうしたものをドローアンドライト(引いて、書き込む)というのかもしれない。
2月頃ら社内でやってみた。老眼にはやや厳しい視認性ではあったが、ものすごくうまく元々のオルレアンの要素を紙ペン化していた。内容は多くのブロガーが書いているので割愛する。
以下は詳しい方向けだ。
自分がやりながら想起させられたゲームがいくつかある。もちろん、共通点のあるゲームは他にも多々あるだろうが、あくまでも僕の狭い視界での話として読んでほしい。(各ゲームについて紹介はしないので、詳しい方向け)
まずは、「GANZ SCHOEN CLEVER」。コンボを決める楽しさがある中で全てのマスは埋められないもどかしさがある。
次にサン・マロ。引いて、書き込んで、時を待つ点が似ている。サン・マロは備品にホワイトボードマーカーが入っていたのにはびっくりした。アレアの先駆的作品だと思う。
あとはアウグストゥスかな。ビンゴの発展。
また、今のトレンドかもしれないが、ソロルールが入っていたことにも驚いた。ソロルールはおまけ的な位置づけになることが多いけど、かなりしっかり作られている。紙ペンの裏面は全部ソロ用の用紙になっているということは、ソロがメインと考えてもよいのかもしれない。
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