長野旅行記(4)御射山社神事
諏訪では四社巡りをしようと思っていた。諏訪大社は、諏訪大社という1つの神社があるわけではなく、上社の前宮、本宮と下社の春宮、秋宮で構成される。
人の営みにこのところ興味が強く、色々調べた結果、神社に行き着いてるんだけども、基本は人に関する興味で動いています(笑)
今回は、たまたま秋宮に立ち寄った際に、御射山社神事というのに遭遇したので、それを書きたい。あくまで秋宮の方の御射山社神事について書く。
その場では、その神事について知らなかったので、写真は十分に取れなかった。
手元にあった書籍「諏訪学」によると、以下のような記載があった。ウナギとすすきがキーワードのようである。2歳児の厄祓いと説明を受けた。以下の文献には「原山」から「腹病まない」とされたとある。
こじつけに見えなくもないが、手元にあった「あいうえおの起源」によると身体と事物には相似性があり、目と芽、花と鼻、歯と歯のように対応するというから、原は腹と対応してても何らおかしくないだろう。
といっても、御柱祭のような大きな祭りではなく、本当にひっそりやられていた。
実際に目にしたところでは、ウナギなのかどじょうなのか分からないが、何らかの魚(僕の生き物に関する知識を総動員するとどじょう)の生簀があり、そこから柄杓でどじょうを掬い、流しそうめんのように流す。
どじょうは鰌とも書き、象徴性があると何かで読んだ。ただ、これはウナギ不足によるコストダウンと推察。
流れの先には濁った川があった。御手洗川というらしい。各所にすすきがあるのも印象深い。
秋宮には、さざれ石というものがおいてあった。君が代に出てくるあのさざれ石。ここがオリジナルというわけではなく、各所にさざれ石はあるようだ。
数日後、安曇野にいき、安曇族のいた九州の志賀海神社が君が代の歌詞のルーツがあるという話を調べた。とすると、地理的に近いここにさざれ石を置いたのは意図的なんだろうな。
諏訪については、このサイトにものすごくよくまとまっていて、これを見たら僕が色々書く気はなくなってしまった。
一旦、ここまでにしようと思いましたが、書き残しがあったのでもう一つ。
前回はこちら。
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