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岩手旅行記(3)遠野といえば河童

車で遠野駅に向かう。鉄道を利用しないのになぜ駅かというと、観光案内所があるからだ。


河童目撃情報の募集

駅前の駐車場に車を停め、駅に向かう。

駅には掲示があった。遠野らしい盛り上げ方だ。よく読むと僕が生まれた後にこの地で河童が見つかったことはなく、目撃情報は伝承園まで、というキーワードがある。

QRに本気を感じる  

ちなみに、遠野のカッパは赤いのでトップ画像は正確ではない。

タクシーが停まっているところに観光地らしさを感じながら観光案内所の扉を開く。

観光案内所は情報の宝庫だ。チラシがもらえ、スタッフと話せば現地の情報が得られる。スタッフのオススメをきき、一日のざっくりした旅程を決める。スタッフからオススメを聞き出す際には「あなたの」オススメという聞き方をすると良い。

僕はセレンディピティを大事にするので、事前に行きたいところがあっても、より興味を引くものがあれば、旅程をその場で組み直す。

今回は、事前に想定していなかった博物館と伝承園を候補に入れた。

また、この地域の神社の多くには神職が常駐していないところが多いらしく、写真を撮ってくると御朱印を変える仕組みになっていた。御朱印集めの趣味はないが、仕組みとして面白いと感じた。ダムカードも同じ仕組みになっていた。

河童捕獲許可証をゲット

注目すべきは「河童捕獲許可証」だ。掲示の通り、1974年から目撃されていない河童に対して捕獲も何もないが、河童捕獲には許可証が要る。

観光案内所で購入した。これがあると何が起きるのか。何かのアイテムなのだろうか。

カッパこま犬

河童に関するものを先に書く。カッパ淵は遠野に2箇所ある。一つは伝承園そば、もう一つは山口集落だ。山口集落の方が本家という説もある。

時系列が飛ぶが、観光地化されているカッパ淵に向かった。

伝承園に車を停める。伝承園はオシラサマを祀るオシラ堂、コンセイサマ、曲り家など、知らない人にはホラーちっくな字面の観光資源が多々ある。ただ、今回は河童について書きたいので割愛する代わりに、伝承園の写真を3枚貼っておく。

胡瓜で河童を釣る男性(Image)
首だけになった河童。キャー!!
釣具。この向かいでも河童捕獲許可証が変えるヌルゲー

数分で寺---常堅寺---が見えて来る。

誰もいない
2つはワンセット

そこにはカッパこま犬がある。

カッパなのか犬なのか。謎は深まる

カッパこま犬が置かれている。火災があった際にカッパが助けにきたという伝承がある。狛河童ではないのかが気になって、伝承が頭に入らないので写真を貼る。

カッパ淵でアイテムを使う

寺を抜けると池と川がみえてくる。雪景色なのでとにかく綺麗だ。

川は水量制限でほぼ底が見える程度の乾き方をしている。

雰囲気のある川辺を少し歩くと左手に稲荷神社が見えて来る。

そこにはオジサンがいた。この人が河童、、、なワケはなく、管理人だそうで名刺を頂いた。

名刺の右には赤いカッパ。

ここで河童を釣るには許可証がいるらしい。あのアイテムはここで使うのか!

河童捕獲許可証を掲げ、カッパの釣り竿を装備する。

いざ、捕獲!
流石にこの水量ではもしかしたらいるかもという気にならない

あいにく河童はいなかった。かと思ったが直前の写真をよく見るといるな、河童。目が2つにくちばし。

遠野物語の風景、山口集落へ

本家説のある山口集落の方にいるのかもしれないと思ったが、山口集落には行ったもののカッパ淵には行かなかった。それについてはまた別途。

遠野物語に出てくる地名だらけの山口集落

To be continued…

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