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滋賀旅行記-ひこにゃんの町彦根-

週末、成人の日に滋賀の彦根に研修をしに行った。

彦根への出張は実に4度目だ。彦根についてはこれまで書いていなかった。(前回の5月は彦根から奈良に移動し、奈良旅行記を書いていたのだが。)


なぜ彦根に何度も行くのか

彦根には、かつて父が勤めていた会社の工場がある。そこからお問い合わせを頂いたのが契機であった。父の弔いのつもりで全力で取り組んだ。

そのお仕事を経て、ご担当が地域コミュニティで紹介いただき、中高の友人が働いていた工場を紹介され、更に2度登壇をした。更に何の御縁か、今回、例年お仕事をさせていただいている会社の滋賀支社での仕事が彦根となった。

彦根に頻繁に行く人は多くないかもしれないが、矢鱈と縁深いのである。

どうやっていくのか

東京から彦根に向かう場合、ひかりで米原まで行くか、名古屋乗り換えで米原で乗り換えて一駅で彦根となる。今回は、京都経由で彦根に行った。京都でのことはまた別に書きたい。

城下町と琵琶湖の町彦根

何度も行っているから、彦根への解像度があがっている。彦根は琵琶湖湖畔の町で、城下町だ。彦根城がある。彦根には佐和山城跡などもある。武将でいうと、石田三成、島左近が有名で、江戸となると井伊直弼なども関わりが深い。

今まで行った中でトップクラスに良い城だと思う

彦根城は急勾配のガチな城である。健脚なうちに行くと良い。

この階段を登っていく

彦根城からは琵琶湖が見渡せる。まるで海のような広さと、海とはまた違う色が共存する素晴らしい景色を見ることができる。

12月の空

ひこにゃんはなぜ猫なのか-世田谷との関わり-

彦根というと、多くの方は「ひこにゃん」から「猫が多いのか」という。そうではない。

ひこにゃんはなぜ猫か。東京都世田谷区に豪徳寺がある。猫の人形だらけの寺だ。白猫に井伊直弼が救われたという伝説がある。だから、豪徳寺には猫が飾られ、井伊家の菩提寺になったのだ。

だから、ひこにゃんは井伊軍団の鎧兜を纏い井伊家護るのである。

彦根城ではたまにひこにゃんに会える。ひこにゃんは同時に2箇所には存在しないため、行動予定をしっかりと把握しないとなかなか会えない。どこのミッキーやねんと現地の人から伺った。

彦根城周辺の観光スポット

彦根城そばには玄宮園という良い庭園や、埋木舎もある。埋木舎は、井伊直弼による武道の修練所だが、和三盆と求肥を用いた銘菓「埋れ木」にその名を残す。全体的に和菓子が豊富で三十五万石最中など求肥を使ったお菓子が多い。

城のそばにはキャッスルストリートがあり、そこには酒屋があり、鬼の左近や、いしだみつにゃん、しまさこにゃんなどのパワーワードのキャラが書かれた日本酒が買える。金亀という酒もある。金亀とは彦根城の別名だ。

キャッスルストリートから少し奥に進むと、足軽組屋敷など歴史的建造物の立ち並ぶエリアがあるが、まだそこには足を運べていない。

また、食も興味深く、琵琶湖近辺は湖水料理というのが有名で、鮒ずしや、鉄分豊富な赤こんにゃく、近江牛、近江ちゃんぽんなど、魅力的な料理も多い。中でも気に入って毎回食べているのは銀水という割烹だ。

滋賀県のその他のスポット

琵琶湖へのアクセスもよく、駅には琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)の宣伝もあり、オーミマリンで彦根港から渡ることができる。実に興味深く、いつか行ってみたい。

また、近隣に足を延ばせば多賀大社、近江八幡などもあり、更にいけば京都となる。

多賀大社

また、アスレチック好きな自分としては、ひこねスカイアドベンチャーも見逃せない。かなりスリルのあるアスレチックに見受けられる。

また、滋賀は山になかなかディープな集落があるというので、そのあたりも是非せめてみたい。

彦根の厳し目のタクシー事情とタクシー会社

彦根の難点は、雪が多いことと、とにかくタクシーがいないことだ。今回、定宿のサンルートさんと間違えてルートインさんを予約したところ、駅から徒歩40分。流石に雪道をスーツケースでは40分でつけるか怪しいためタクシーを待ったが、1時間半待つことになった。行列がさほど長かったわけではない。とにかくいないのだ。

前々回もお客さんからタクシー利用をするように言われてタクシー待ちをしたが30分待ってもこない。3社に電話をしても出払っているの一点張り。

なので、やむなく近江鉄道で最寄り駅まで移動してからダッシュ。危うく研修ができなくなるところだった。

だから、前回はやむなくカーシェアを利用した。

まぁ、おかげで、カーシェアを使うことになり、前回は雹に打たれながらもお多賀様「多賀神社」や「けいおん(見たことはない)」の聖地と言われる豊郷小学校を尋ねることができた。

多賀大社は、近江鉄道だと乗り換えがあって、本数が少ないのもあり、なかなか行きにくい。豊郷あたりは近江商人というキーワードが増えてくる。

豊郷小学校
雹迫る景色

ライドシェアや自動運転の必要性を都会で感じることはないが、彦根では強く感じる。

現地の方いわく、コロナ禍で運転手が引退したとのことで、そもそもドライバーがいないのだ。そして、その手のクレームじみた電話を多数受けるからか、タクシー会社の応対も終始頗る不機嫌でノットフォーミーな対応だ。特にO社は酷い。

ただ、なぜか昼にはごろごろタクシーがいるんだよなぁ。

ということで、彦根愛にあふれる記事を書いてみました。

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