資金管理は自分のメンタルを知れば出来るようになる
K君はデモトレードを始めました。
30万の証拠金でなんと100万儲かりました。
このK君は実際の取引口座に入金できる証拠金は30万がほぼ限界という人です。
それなのにこのデモトレは意味があるのでしょうか?
答えはNOです。
実際のトレードで最初は運良くフルレバで何回か当てたとしても絶対にどこかでやらかします。
そしてやらかしたら取り返したくなるでしょう。
最後には強制ロスカットです。
ですので、デモトレは自分の資産に見合った証拠金でやらないと意味がないのです。
私たちは競馬や競艇などのギャンブルをやっているのではありません。
あくまでもチャートを見て分析し優位性の高い所を探してエントリーしているはずです。
FXは上か下かを当てるギャンブルではありません。
ギャンブルがやりたいのなら競馬場や競艇場、パチンコに行きましょう。
本題に入りますが、FXでは 「メンタルがいかにぶれないか」 が大事になってきます。
どのくらいの含み損なら耐えられるのか。それは証拠金の金額や実効レバレッジによって変わってきます。
例を出します。貯金100万円のAさんと貯金200万円のBさんがいます。
Aさんは証拠金として取引口座に10万を入金しました。
実効レバレッジ25倍のほぼフルレバ取引で現在-2万の含み損を抱えています。
メンタル崩壊寸前。
Aさんは泣く泣く損切りしました。当然です。
おそらく8割以上の方は耐えられないと思います。ここは損切りしますよね。
Bさんは証拠金として取引口座に20万入金しました。
実効レバレッジは8倍です。ポンド円のトレードで現在含み損-3千円です。
ですがメンタルは比較的安定しています。損切りはせずもう少し様子を見ることにしました。-6千円になったところでメンタルが少しぶれたため損切りしました。
これは極端な対比でしたが、こういうことです。
自分の資産額と実効レバレッジによって耐えられる含み損は変わってきます。
損失が出ている時に、
「どこ(マイナスいくら)で自分のメンタルがやられるか」を知ることはめちゃくちゃ重要なのです。
私が参考にしている「ギャンの価値ある28のルール」というものがあります。
そこには相場から退場しない為の28のルールが書かれています。
その中の一つに「資産が1/10溶けるようなトレードはするな」というのがあります。
シンプルに言い換えると貯金100万の人ならば10万溶けてしまうトレードです。
証拠金20万だとしてもハイレバ(フルレバ)トレードで負け続けると一日で-10万なんてことになってしまうのがFXです。
だからこそレバレッジ設定は10倍以下にしなくてはならないのです。
デモトレードでいくら儲かろうが損しようが所詮「デモ」です。
実際にお金を入金してトレードすれば人間ですから当然メンタルがぶれてきます。
実際のトレードは戦場です。
ハイレバという爆弾を抱えている兵士を容赦なく撃ってきます。
運良く相手を爆弾で倒せたとしてもいつか必ず自爆します。
最悪死にます。
借金してFXをしている人も世の中には存在しますが、
絶対に辞めてください。
とにかく資金管理第一!!!
これはFXの掟だと私は断言します。
「バルサラの破産確率」も併用してうまく資金管理をやっていきましょう。