大学での研究生活~研究開始から大学院進学まで~
こんにちは、ふーきです!
大学での研究生活編、前回は卒論テーマをどうやって設定したかまでお話したので、そこから実際に研究を開始して大学院の進学先をどうやって選んだのかまでお話ししていきます!
・研究開始
前回テーマ設定が終わりましたので、ここからは実際に手を動かしていきます。
社会に出ると“PDCAサイクル”と言う言葉を聞くことが多くなると思います。
PDCAサイクルとは物事を前に進める際の考え方の1つです。計画(Plan)を立ててから実行(Do)し、実行結果を確認(Check)した後に改善(Action)して再度計画を立てると言う、プロセスの頭文字をとったものであり、社会において様々な環境で求められる非常に重要な考え方です。
研究でも同様にこの考え方が求められます。
まずは仮説を元に実験計画を立て、実験して結果を確認、考察してから研究目的達成のために改善を加えて再度実験計画を立てると言うサイクルをひたすら回していきます。
最初は仮説の粒度も低かったため、実験結果が出ても「なんでこうなったんだろう?」としっかり考察しきれない(正しくは、考察はできてもその根拠となるデータが示せないと言った感じです)ことが多くありました。
そのため、恥ずかしながら先生への結果共有時に「なんでこの条件下で実験したの?」などの質問を受けた際には答えられないことがほとんどでした。
そうした経験を積みながら考え方や研究の進め方を学び身につけて研究を進めていきました。
少し余談になりますが、鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルクの格言で「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言うものがあります。まさに私は愚者だなと感じる次第です(笑)
•進路決定
私が進路を決定したのは、大学3年生の末です。
大学院進学は大学入学時に決めていたものの、どの大学に?などの具体的な点に関しては全く考えていませんでした。
そうした環境下で「いよいよ4年生、進路を考えないといけない」という状況に追い込まれて初めて考えました。
今までの人生の選択に後悔はありませんが、今考えるともう少し早く自分のキャリアについて考えておけばよかったなと思います。
様々な選択肢を“知る”ということはとても大切ですし、その上で納得のいくゴール設定をしてそのゴールを見据えながら次のアクションを決めるというキャリア形成の重要性を社会人になってからとても感じます。
ちなみに私の場合は、先生にどうしたら良いか相談して様々な選択肢を教えていただきその上で「ここが良い!」と決めました。
少し具体的な話をすると、当時研究をしていた再生医療をより深めたい、というのが私の想いでした。そうした中で大きく2つの選択肢がありました。
1つ目が、今のまま研究を続けてより深める。
メリット: 今まで培った知識や技術をそのまま使うことができる
デメリット: 視野が狭くなる可能性がある
2つ目が、専攻領域を変えて異なる視点から研究を深める。
メリット: 異なる視点で同様の事象を捉えることができ視野が広がる
デメリット: また0からスタートになる
このメリットデメリットを総合的に判断した上で、今までのバイオ系から機械系へと専攻を変える選択をしました。最後に決める背中を押してくれたのは「面白そう!!」という好奇心です。
そうして先生に相談をしたところ、先生が研究所に所属されていた際の同僚に機械系の方がいるとのことでご紹介頂き、その方の所属する大学に進学しました。
これまた余談になるのですが、私の知ってる範囲でお話しすると他大学の大学院進学はただ勉強ができれば受かるというものではないです。
研究室への所属ありきで進学になるため、研究室への受け入れが可能かなどを事前に確認する必要があります。
私の場合は先生の紹介でスムーズに進みましたが、私の後輩は進学希望先の研究室に受け入れを断られて大学院入試さえ受けられなかったなんて話もありました。
もし他大学の大学院進学を希望する場合は、しっかりと事前準備をしていきましょう。
•大学院入試
私は進学先の専攻を変えたので、0から勉強しなおしました。ただ、全て0から勉強しても間に合わないので、入試の過去問を取得しそのテストに合格するように最低限の知識を装着するという形式で勉強を進めました。
しかし、先生方の配慮で急遽推薦入試を受けられることに!おかげで面接のみの非常に楽な入試でパスできました(笑)
余談なのですが、その時に大学生時代の成績が判断材料として用いられました。
私の場合はかなり頑張ってたので(GPAというMAXが4の評価項目でいうと3.5とだいぶ成績が良かったです)これだけの成績なら専攻を変えても頑張れるだろうと評価された、と大学院入学後に先生から教えていただきました。
一見大学の成績なんて単位取れれば良いだろう、と思えるかもしれませんがどこで活きるかわからないので、目の前のことに全力で取り組むというのは大切だなと感じました。
こうして4年生の夏頃に進路が確定し、卒業研究に打ち込めるようになりました。
あとは卒業論文を仕上げて発表して卒業、進学しました。
ここまでが、研究開始から進学までの流れでした!
本当は具体的な卒業研究の話等もしたかったのですが、大作になってしまうので簡単にまとめさせて頂きました(笑)
私の学生時代に関するお話はこれくらいにしようかなと思っています!
以降は仕事や趣味、自分の考え方などに関したお話をどんどん発信していきたいと思ってます!
次回もお楽しみに!
ではまた!