ノンストップライティング→ChatGPTでネタ出し
どうしても作文できない。ネタが思い浮かばない。筆が一ミリも進まない。
ライターの多くが陥るだろうこの窮状を、ChatGPTの助けで一気にチャンスに変える試み!
魔法の手法:ノンストップライティング
文章書きにどうも集中できない。ていうか書き始められない……こういう窮状を打開にするのに有効な手法な一つが「ノンストップライティング」です。
ノンストップライティングのルール
時間を決める(たとえば15分)
その時間設定でストップウォッチを起動し、終了までの間は絶対に手を止めずにひたすら書く(キーボードを打つ)。
書くネタに詰まったら「ネタが詰まった」ということを書いて先を続ける。
どんなに文章がめちゃくちゃでも気にしない。文法ミス・誤字脱字変換ミス・書法の乱れ・筋の破綻、いっさい気にしない。修正はしない。バックスペースキー使用禁止。
こんなルールでとにかく書いてみるわけですね。すると不思議なことに頭が執筆モードになり、エンジンが温まり、けっこうまともな文章が書けるようになってくるというわけです。
久しぶりにやってみました
ここで設定時間(15分)満了でした。エディタの文字カウンターによれば1232文字。もう少し字数いけると思いましたが、ちょっと不調でしたね。
ここからネタ出しをする
話はもう少し続きます。ノンストップライティングを、トレーニングやウォーミングアップだけでなくネタ出しと叩き台の作成に活かします。ここからChatGPTを使います。
たった今書きだした文章をChatGPTに丸々つっこみ、以下のような感じのプロンプトを入力します。
すると、以下のように返ってきます。出力形式をJSONにしているのは私の趣味で、それほど重い意味があるわけではありません。
つづいて叩き台を作る
ここでメンション機能を使います。プロンプトに半角の@マークを打ち込み、
拙作カスタムGPTである「PREP/SDS/DESC Doc Structurer」を呼び出します。
その状態で、先の応答結果を利用して「たたき台」を作ってもらうのです。
Doc Strucuturerは、指定したフレームワーク(ここではSDS)に沿った記事本文のドラフトの他に、日英両言語で要約を出力します。
その要約文を通例ではDoc Structurerにお任せで書いてもらうのですが、今回はそれを最初から指定している形になります。上のスナップショットを見ると、最初にJSON形式で出力させた要約文がそのままDoc Structurerの引き継がれているのが分かると思います。
今回は私の調子が上がっていなくて平凡な内容しか得られませんでしたが、脳裏にふと浮かんだぶっとんだ発想などをもっと文字に起こせていれば、この段階でもう少し面白い原案が出てきたはずです。今回のように初手がいまいちだった場合は、あえてこれを否定してみたり矮小化したりしてみるといいでしょう。たとえば「人間の創造性をAIは超えられない。と皆いうが、本当にそう胸を張って言えるほど俺たち創造的かね?」みたいにね。
「ネタが思い浮かばない」への最強の処方箋
書くことが思い浮かばずキーボードを前に固まってしまった経験はほとんどの人にあるのではないでしょうか。
しかし、この方法では、頭の中には何となく纏まりなくモヤモヤ溜まっていた考えをうまく拾い上げることができます。自分が意識せず抱えていたテーマをネタにできるわけです。これが、今回試みた手法の肝と言えます。
もともと自分の中にあったものをサルベージしているのですから、これを記事に育てていくのはきっと楽しくやりがいのある作業になるに違いありません。
ぜひ試してみていただきたいと思います。