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noteで月1万円稼いでみた

文章を書いて生きていくのが夢だった。

文章と一言で言っても、いろいろある。小説家、ライター、ブロガー。同じ文章を書く仕事でも、けっこう違う。

職業に貴賎はない。どれも世の中には必要な仕事だし、どの職種でも継続的に結果を残せば食べていける。僕自身は現役のライター。新卒で新聞記者になり、新聞社を退職して2021年からフリーライターになった。文章を書いて生きている、といってもいい。

でも。今の仕事や生活に満足しているのか、と問われれば、ノーなんですよね。いや、こういうことはあまりゼロヒャクで考えないほうがいい。ライターという仕事はかなり好きだ。取材するのも、原稿を書くのも楽しい。そしてたぶん、作家やブロガーと比べると、一番才能がいらない仕事だ。書くことを仕事にしたいと思ったときに、誰もが目指しやすいのがライターという仕事だと思う。おすすめです。

ただですよ。さっきなぜ僕がノーと言ったかというと、こういう思いがあるからなんです。

もっと自由に、好きなことを書きたい。


これなんです。ただ書くだけでは、僕は満足できない。好きなことを好きなように書きたい。そういう思いがある。

ライターは楽しいけど、自由に好きな文章を書けるわけじゃない。メディアとしての方針があったり取材相手に配慮して書かなければいけない。当たり前だけど。

そこで、noteだ。自分を表現しながら、書き続けられる場所。それが僕の中ではnoteだった。noterというのか、note作家というのか。ともかく、ライターとして書くのとは違う文章を書く場所が欲しかった。ここを、自由に、好きなことを書いて稼げる空間にできたらいい。そのための努力をしてみようと思ったのだ。

問題はどうすればお金を稼げるか、だった。稼ぐことは誰かの役に立つこと。自分が何で人の役に立てるのかを考えた。ライター経験を生かし、おすすめのライティング本を紹介するnoteを書いた。

バズった。note公式の「今日の注目記事」「今月のおすすめnote」に取り上げられ、アクセスが急増。PV数は2万以上、スキ数も1000を超えた。これまでnoteでたくさんの記事を書いてきたが、いずれもダントツの数字だ。

これだけバズったのは自分のnote史上初めてだから、胸を張って戦略を語れる状況にはない。でも確かなことは、明確に狙いにいったということ。芸能人でもなければ、フォロワー数も多くない自分が、たくさんの人に読んでもらうための近道。それは「今日の注目記事」に選ばれることだと考えた。注目記事に選ばれることを目指して記事を書き、結果、選ばれてたくさんの人に読んでいただけた。完全に狙い通りだった。

マネタイズがどうなったか。今回は無料note。本の紹介記事なので、Amazonのアフィリエイトでマネタイズをする作戦をとった。

結果はこちら。

記事公開から1ヶ月時点で、収益は1万333円。

月1万円を達成した。


本は安価だしアフィリエイトの紹介料は高くない。それでも150冊以上売れると、1万円以上の収益にはなるようだ。この収益は1本のnote、3,997字の文章から生み出されたものだ。

今回はたまたまハマっただけで、稼ぎ続ける術を見出したわけではない。ただ、自分の書いた文章に2万人以上の人が触れ、1000人以上の人が「スキ」を押してくれ、そこから150人以上の人が本を買ってくれた。この事実は自信になる。やっぱり文章には力があるんだと思った。

そして重要なのは、僕が本心から書いた文章であるということ。稼ぐために高い商品や売れそうな商品を紹介するのはでなく、自分自身が実際に読んでいいなと思った本だけを紹介している。

僕の文章になんらか心を動かされて、読者が本を買う。そのアフィリエイト収入が僕のもとに入る。これほど嬉しいサイクルはない。


自由に、好きなことを書いて稼ぐ。この挑戦をこれからも続けていく。実験と検証を繰り返して、また報告できたらと思う。


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岡村幸治(コージー)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!いただいたチップはスタバ代に充てさせていただきます。スタバでエスプレッソアフォガートフラペチーノ飲みながら、note書くぞ。