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全ては嘘から始まる【#68何があってもマイペンライ!】

昨日、ベローチェで仕事をしていたときのこと。

隣の席には男女2人組。会話が展開していく中で、あるとき女が「考え方ポジティブ?」と聞いた。すると男は「いや、ネガティブ」と答えた。

おい、男、そういうとこやぞ。

ネガティブな人は、自分のことをネガティブだという特徴がある。一方、ポジティブな人は自分のことをポジティブだというはずだ。

「ポジティブ」と言えばポジティブになるし、「ネガティブ」と言えばネガティブになる。言葉遊びをしているわけではなく、これは真理だと思う。

人間にはポジティブさもネガティブさも必要で、それぞれのよさがあるのかもしれない。ただ、私はポジティブでいたいと思っている。

どうすればポジティブになれるのだろうか。

生まれたときからの天然ポジティブ人間は脇に置いておく。もともと普通、もしくはネガティブな人が後天的にポジティブさを身に付けるにはどうすればいいのか。

嘘をつくことだと思う。

「ポジティブ?」と聞かれたときに食い気味で「うん、俺めっちゃポジティブ!」と言うことだ。実際そんなことを聞かれる機会は多くないだろう。でも、いつ誰に聞かれるか分からない。そのときに食い気味で答えるためには、いつなんどきも「ポジティブ!」と叫ぶ準備をしておかなければならない。

つまり、頭の中に「ポジティブ」が待機している状態になる。これだけで十分ポジティブ人間になれると思うのだ。

ネガティブな人は傾向として、真面目すぎるのだと思う。自分のことを正確に分析し、バカ正直に「私はネガティブな人間です」と言っているように感じる。

しかし、正確な分析など必要だろうか。今の自分はネガティブ要素の方が強いのかもしれない。けれどそんなことはどうでもいいではないか。とりあえず「ポジティブ!」と言っておけばいい。

私たち人間は何もひとりではできない状態で、この世に生まれてくる。百発百中で、私たちは赤ちゃんのときから急成長を遂げてきた。

赤ちゃんが「僕は何もできない人間です」と正直に白状するだろうか。おそらくしないはずだ。彼らはできないのに「できる」と言う。もしくはできないのに、やろうとする。そして、本当にできる人になったのだ。

成長や変化のはじまりは、いつだって嘘からだ。いずれ嘘は真実になる。

まずは嘘から始めよう。レッツポジティブ!

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岡村幸治(コージー)
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