【リライト】今ある100万の1年後の価値とは?
一年前はどんな事書いていたのかなと思い、遡って見ていると、
自分の中で考え方変わったこと
まだその考え持っているな〜っていうこと
両方結構大事だなと思いました。
変わるということは、それでいて実際とのズレがあったということ、変わっていなければ普遍的なこと。
これを露わに出来ていければなと思っています。
なので定期的に過去記事をリライトしてみようと思います!
2022年1月「今ある100万の価値は1年後にいくらになるのか」
今まさにコロナ融資の返済をしていっている事業主さんが多いと思います。
その時に出てくる命題でもありますね。
経営者だと必ず考える論点。
借金を一括で返済しようかどうかと考えたりしませんか?
どっちがいいのでしょうか?
今すぐ返済しきってしまうのか、そのまま通常通り返済していく方がいいのか。
この答えを出すにはこの話を知らないといけません。
今ある100万円と、1年後に手に入る100万円。
どっちが価値があるのか。
これは現在価値・将来価値という言葉で説明されます。
今ある価値=現在価値は、本当にそのままの価値です。
それに対して将来価値というのは、その100万円を運用して1年後には金利がついて、105万になるという可能性があるということ。これが将来価値。
つまり今ある100万円は1年後の将来価値に換算すると105万円になるかもしれないということです。
もちろん投資で失敗しようものなら元手より減りますが、それでも増やせる"可能性"があるということ。
そうすると、今現在使えるお金を手元に置いておくということが大事なのです。
特に一般的な投資(株や投資信託、金含め)よりも事業投資(自分のお店への投資)の方が遥かにコントロールもしやすい。
経営者であるならこの考え方はものすごい大事です。
さて、冒頭に戻りまして、一括返済がいいのかどうか。
この話を踏まえると、
今、手元にお金を残す = 通常通り返済をしていく
という方法を取る方が、特に事業をしている人はこっちを選択する方がいいですね。
一括返済すると手元のキャッシュはなくなっちゃいますので。
ただここで注意点がありますが、借入には利息があります。
今度は、
借入の利息 < 事業投資で得る利益
ここを考えないといけません。
そもそも事業投資の方法が全く思いついていないのであれば、この話はここで終わりです。
そのあと考えるべきことは、今一括で返済して、
「苦しい時に貸して!」「はい、わかりました!」とは絶対にならないということ。
返済の見込みが立たないところには貸し手はまず貸しません。
事業投資は常々考えておかないといけないですね。
例えば100万円自由に使えるお金があると、これとこれとこれをしよう。そしてビジネスを加速させよう。だったり、じゃあ200万円だったら…、500万円だったら…、1000万円あったら出店して…。
金額が大きくなっていくと、逆に今度はまた借入をしてくことになりますが。
支払う利息よりも投資利益が大きいと思うのであれば、一括返済は見送った方がいいということ。
さらに、常々事業をしている限り、事業投資の方法は持っておかないといけないというお話しです。
厳密にやると、物価のことも考えないといけませんね。
もうちょっと突っ込んで話すと、これは会計学でも経済学でも出てくるお話で、よく利率を元に計算されます。
この利率はどこの利率を持ってくるのか。
口座に入れておくのは、自分の動く時間もないし、なくなるリスクも非常に少ない。
ただ、その分残高は変わらない。
他の不動産投資だと5%だったり、株だったら3%だったり。
この見込み利率というものがあって、そこと利息と自分の投下時間、精神的な時間だったり。
この辺りをにらめっこすることになるのかと思います。