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Don't be cruel

わたしが某就労移行支援事業所(W社)に通っていたときの知人から聞いた話。
わたしが思うよりデリケート、わたしが思うよりシンプルなことかもしれません。
ひとつ、障害があってもなくても困った人はいます。けれど、そういう人にも人格や人権はあります。なかなかわたし自身の中で結論を出せないので、考え続けることになるでしょう。

事実
・そこの利用者は精神障害やなんらかの発達障害、少しの身体障害の利用者が多いと思われる
・数ヶ月前、ADHDの男の子が通い始めたらしい
・彼はカリキュラム中に席を立ったり、休憩時間にうろうろしたり、行動の抑制が出来なかったり、そのように衝動的だから他の利用者に不躾なことを言ったりするらしい
※それは障害特性であるとわたしは思うので責に帰すべきでないと思う
・そんな彼のさまざまな行動に利用者は困惑したり、あまつさえ怒りの感情を孕みつつ当人へ注意しているらしい
・彼の行動をスタッフに報告している者もいるらしいが、スタッフはノーリアクションらしい
・スタッフのひとりは「僕も彼のこと嫌いです」と言っていたらしい

気温に比例するようにヒートアップしている模様、彼もその他の利用者も。

ある人に相談したり、自分の担当のソーシャルワーカーさんに聞いたり、市の障害者に関わる職の方に聞いてみた。
答はひとつ、スタッフに投げる、任せる。
わたしもそう思っている。

わたしが思ったこと
・スタッフは何やってんだ。
・彼の障害をわかっていて通所してもらっているんだろう。「してもらっている」というのは彼が通うことによって収入を得ることが出来る。その額の多くは自治体から。株式会社である以上、営利目的の側面はもちろんある。
・彼自身、就職する意思があっての通所か家族に言われたかわからないけれど、彼が放っておかれることは彼のためにならない。
・わたしは実際に彼と接したわけでないからわからないけれど、間違いなく障害特性からの行動であると思う。もし素面で嫌がらせでやっているとするなら自ずと対応も異なるだろう。
・利用者は彼の行動にまず戸惑ったことだろう。繰り返されたり、行動の種類や言われた内容で不快に思ったかもしれない。そこで欠けていると思われるのは障害特性からくるという彼の行動に対しての視点。
・注意したり、怒ったところで彼が特性による行動をしなくなるなら、それはdisorderではない。いい方向に向かうと思って注意したりするなら、それは思い上がり。医師でも医療関係者でも精神保健福祉士でもカウンセラーでもないのだから。
・わたしが通所していた頃、大柄な男性が見学に来て大声で、ときに怒気を孕んで叫びながらカリキュラム中に事業所内を歩き回っていた。そういう人には注意しないのな、わたしも出来ないけれど。
どうしたってdiscommunicationな人もいる、障害の有無に関わらず。それに暴力を振るわれそうだと感じたら直ちに逃げましょう(これも障害の有無問わず)。戦うのは最後の手段。
わたしのことで恐縮だけれど、言葉の暴力は予期せぬときに予期せぬ方向から飛んでくるから回避が難しい。
・だからやっぱりスタッフにおまかせしましょうよ。
・利用者の内、数人は自分の担当のスタッフに報告しているとの事だけれど、それでもスタッフたちは動かない由。ならば、そこの責任者であるセンター長と話すべきではないか、困っているのだとすれば。それでもダメなら、W社のサイトから本社へ報告すべきだと思う。
・¥とか別にして、このことも含め、困りごと(特に障害面)の相談を受けるのもスタッフの仕事のひとつだと思う。
・ましてや「僕も彼のことが嫌いです」ってことを利用者に言ってしまうスタッフがいることに開いた口が塞がらない。失格だと思うけどな。
・当事者本人である彼にいいも悪いもなく、障害があるという事実があるだけ。
・いやらしい言い方するとしたら、利用者にも障害特性はあって、それは他人からとやかく言われる筋合いではないでしょ、と。

手垢のついた例えだけれど
足を骨折してる人に全力疾走しろ、って言えないじゃない。

長々とエラそうに書いてきたけれど、わたしは第三者視点だから、いまの利用者と感じ方が違うのかもしれない。けれどスタッフたちにはダメ出ししかない。聞いたことが全て客観的な事実だとして。

ずっとモヤモヤしていることを吐き出してすみません。
突拍子なく極端なことはたぶん考えに入れていません。

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