diversity & exclusion
単に愚痴、と言えます。
いま、大企業で働いています。
とはいえ、障害者雇用。
「障害者雇用 仕事 少ない」で検索するといくつものページがヒットします。わたしもそのひとり。
午前9時始業なのですが、およそ午前11時には任されている業務は終わってしまいます。都度都度、行ってほしい業務の依頼もありますがそれは水物。
では現在、自分の担当業務が終わった後に何をしているかというと、職場に高次脳機能障害の方がいらっしゃるのでそのフォロー。老々介護みたいですね。
端的に言って、その方は
・物忘れがひどい
・書類がどこにあるのかわからない
・整理整頓ができない
・優先順位がつけられない
などなど調べたら典型的な高次脳機能障害の症状でした。それらの症状をどうこう言うつもりはわたしにはさらさらありません。資質や性格ではなく、脳卒中を経て残存した障害ですから。
(彼の事情を知ってか知らずか暴言を投げつけたり、馬鹿にする者多数)
わたしは障害者雇用故の合理的配慮が無駄に大きく作用して業務を与えられていない気がします。というのも、ある業務を任せられてそれが出来なかったということはないのです。試合する前に負けている、そんなイメージ。
わたしの1か月後に一般雇用で入社した人物がいて、一般雇用だからこそいっぱしの担当を持ってやっています。けれど(わたしはその業務を25年強曲りなりにやってきた経験あり)入社して半年以上経つというのに
1)電話のかけ方がなってなさすぎる
2)電話で社外の方と話す際の言葉遣いがフランクに過ぎる
3)支払い作業を世話係に任せっぱなし
etc…
1)の一例として例えば「課長はいらっしゃいません」などと言ってしまう
2)は「オッケーです」「マジっすか」などと言ってしまう
3)はいまの仕事について間がないんだから反復して身に着けたら?、と
いまどき年若い、たとえば新卒の方でもそんなことないと思うのになんとわたしより2歳も年上。どうやって社会人生活してきたんだろうと思います。
つまり、彼は彼でやればいいけれど、わたしのほうが間違いなく出来る!
と思わずにはいられないんですよね。障害がないからと言って出来るとは限らない、常識があるとは限らない。障害の有無と別の次元で内心(なんでこんな人採用したんだろう?)という疑問を持ち続けています。
このあたりが昨年不祥事で世間を騒がせた企業のクオリティとも思ってしまうのです。
閑話休題。
世の多くの障害者雇用で働く方の中に社内ニート化している方が多いと思います。法で定められてるとはいえ、障害者も人間なのですから何をするでもなく日がな一日デスクに座っているのは精神的につらいと思うんです。だからこそ、企業は障害者を雇うのならば(法により義務化されているとはいえ)担当してもらう業務を準備しておいてほしいものです(この場で言っても仕方のないことですが)
わたしもここに至ってそんなことで頭を悩ますと思っていませんでした。
わたしは病歴25年弱、所謂障害者手帳を取得して3年ですが
やるべき業務がない、偏見が皆無ではないということを踏まえて手帳を返納することを視野に入れています。手帳が無いなら無いでいいんです。生活自体はそれなりに普通に出来ますが精神的に落ち込むときもあります、しょうがないです。
「ダイバーシティ&インクルージョン」を標榜している企業なのですが
わたしに言わせれば「ダイバーシティ but エクスクルージョン」です。
塞翁が馬。