藝大のアトリエ見学行ってきました

お久しぶりです。
受験期で忙しく、描く暇が無かったです。
さて、本題に入ります。
2023/6初頭、東京藝大にてアトリエ見学が実施されました。
私はずっと好きなアイドルのライブの為、5月末に東京入りを果たしており、上手いこと期間が重なったため、イメージを本格的につかせるために見学を決意した。
私が行ったのは、彫刻、工芸、建築、油画の4つ。
彫刻、油画は本命だった為、数日前から予約を取っていました。
何故工芸に行くことになったのか。
それは、彫刻科の見学が終わったあとのこと。
合格作品が見れるということを知りました。
時間を持て余していた私は、暇つぶしになればいいかと合格作品の展示されている場所に入ろうとした。

「予約制なので、予約してから来てね」

そう言われました。
どのレベルが受かるのか。
気になって仕方なかった私は工芸の予約をすることを決意。
運良く当日に入れるチケットが空いており、速攻予約したのであった。

さて、話は戻すが彫刻科に行った感想。
当たり前だけど、レベルが高ぇ。
最初に焼きとか、工具作ったりする部屋に入ったんですけど、広い。
1年生は最初、今後作っていく工具を作るそうです。
一生物になる生徒も多く、藝大卒の彫刻家は大体が使っていると聞きました。
彫刻入試は1次試験で石膏像、2次試験で粘土なので実際の彫刻道具を持ってないのは何となく考えてはいたがここまで本格的なのは目新しいと感じた。
あとは自由にアトリエ内を見学していいと言われたのですが、結局のところ目に引く作品はなくそのまま時間を迎えた。
そして、不意に行くことになった工芸。
この時、何となくイメージが着いてなかった私だが、この見学で度肝を抜かれることになる。
まず最初に絵画棟の前に集められ、長蛇の列を作りそのまま中へ。
最初に素材造形の部屋へと連れてかれた。
素材を金属物として生成したり、ガラスにしたり。
幼い頃から身近にあったガラス造形があるこの場所で魅力的に感じた。
レーザー機材や砂洗浄機など。
初めて見るからこそのワクワク感があった。
そして、彫金、鍛金、鋳金、漆芸、陶芸、染織を見学し、漆芸、鋳金が気になった。
むしろ、アトリエの居心地がとても良かった。
どこからか湧いてくるワクワク感。
そして、やってみたい。漆を使いたい。
鋳金をしてみたい。
油画科を志した時と同じワクワク感を受けた。
ただ、1つ問題点がある。
そう、石膏像が絶望的に描けない。
私は写術が苦手なのだ。
もし、1年して油がダメで、石膏がそこそこ行けるようになっているのであればそこに行こう。
何となくそう感じるようになった。
そして、志望校にも変化があった。
石膏像という難しいモチーフにこだわらなくとも、多摩美には工芸科がある。
しかも、鋳金ができる。
藝大程の大きな場所では出来ないが、鋳金を学びたいと言うだけならここでいいと思う。
そして、その気持ちはこの文章を描いている時も変わっていない。
だいぶ忘れていると思ったが案外印象に残ったものは描けるのだなと思った今日この頃であった。

油画、建築編に続く。

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