SmartHRのコーポレートITって何?
こんにちは、SmartHRという会社でコーポレートエンジニアをしているkoipaiです。
今回は、SmartHRの情シスに興味がある方向けに、僕たちがどんな仕事をしているのか、いま何が課題なのか、新しいポジションのコーポレートIT担当とは何なのかについて書きたいと思います。
SmartHRの情シスのお仕事内容
まずはSmartHRの情シスが何をやっているのか、個別具体の内容は書ききれないほどあるのですが、基本的には以下の3つにまとめられます。
1. 組織の課題を見つけ、解決策を提供する
2. 全従業員に寄り添い、働く環境を支える
3. 企業としてのあるべきのIT環境を実現する
以前の記事でも書いたように、情報システム部門の理想的な役割は、新たな価値創造や、自動化、効率化などの業務推進に関わるカイゼンをミッションとしてシステム導入、開発を含め、最適なソリューションを提供するためのプロジェクトを実行することです。
しかし一方で、カイゼンを目指す前にまず今の環境を支えるということも重要です。ヘルプデスクやオンボーディング、IT備品等の調達・管理などのオペレーショナルな業務がこれにあたります。
各従業員が本来の仕事に全力で集中できる環境を提供するために、働く環境をITの側面からサポートすること、これも情報システム部門の大切な役割です。
カイゼン業務とサポート業務のバランスを取りながら、今必要なことを全力でやっていく、これが求めている姿です。
SmartHRの情シスが抱える課題
SmartHRでは2020年に163名が入社しました。1年間で2倍近くのメンバーが増える中で、情シスの人的なリソースが正直足りていないというのが大きな課題です。この1年採用活動を続けてきても、なお全体の増加率に追いつけていない理由のひとつは、SmartHRの情シスを取り巻くちょっと変わっている(難しい)環境があるからだと考えています。
その1つ目はまず、急速に変化するSmartHRという会社そのものです。メンバーが増えていく中で、その職種やバックグラウンドの多様性は増しています。また、制度やルールも月単位、もっと言えば週単位で新設されたり、変更されたりします。
2つ目は、全社で約200のSaaSを活用していたり、貸与しているPCがほぼMacだったり、社内ツールの開発もしているというようなIT環境です。もちろんこうした環境を実践している事例は他社でもあるものの、まだまだ国内では珍しいケースだと思っています。
この2つの組み合わせによって、カイゼンとサポートのどちらについても求める要件が高くなりがちでした。
そして、これまで僕たちは、上に書いたようなSmartHR独自の環境に臨機応変かつ迅速に対応し、カイゼンとサポートを両方こなせるエンジニア、をコーポレートエンジニアとして募集していました。そりゃ採用追いつかないよなということで、今必要なことに全力を出せるチームを作るために、その再考を始めました。
SmartHRの情シスの新しい体制、コーポレートITの新設
上に書いた課題への反省を踏まえて、2020年末から情シスの体制をコーポレートエンジニアとコーポレートITの2つのポジションに分けるという変更を行いました。明確に線引をしているわけではなく、相互にフィードバックしていく関係ではあるのですが、端的に言うと開発を含むカイゼン業務を担当するコーポレートエンジニアと、サポート業務をメインに行うコーポレートIT担当に分けたということになります。ひとり情シスの集まりからチームで分担して支える情シスに変化していきたいという思いを形にした体制と言ってもいいでしょう。
コーポレートIT担当に求めるもの
コーポレートIT担当を新設したということもあり、改めてこのポジションに求めるものを整理したいと思います。
いちばん重要なのは、みんなをサポートする気持ちです。IT統制やセキュリティの課題から、情シスはトップダウンの施策を実行しがちです。全従業員に寄り添って、それぞれのパーソナリティや職務を理解し、コンテキストを把握した上で、その人が本来の仕事に全力で集中できる環境を提供するにはどうしたらいいかを常に考えられる人がこのポジションには必要です。
もう一つは、臨機応変かつ迅速に対応するスキルです。すでに書いたとおり、SmartHRのルールや制度は刻一刻と変化します。そもそもなかったりもします。こういった状況に楽しんで対応することができるということが重要になります。具体的に言えば、まずは即レスして動きながら考えれられる人はこのポジションに向いていると思います。
最後に、ITや新しいことへの好奇心、これも大切です。好きこそものの上手なれと言いますが、全社にITを推進していく、あるいはサポートしていく立場として、自分が取り扱っているものへの興味や学習意欲は絶対に必要です。もちろん、今現在に何らかのプロフェッショナル領域がある必要は全く無いですが、コツコツ無理せず頑張って専門性を高めていくようなマインドがあると活躍が期待できるのではないかな、と思っています。
逆に、エンジニア経験は不要で、更にはいわゆる情シス経験すら必須ではないと考えています。上に書いた3つのスキルを備えていれば、キャリアそのものはあまり関係がないと考えています。
コーポレートIT担当を探しています!
ということで、SmartHRではコーポレートIT担当を積極採用中です。コーポレートIT担当に興味がある方は、ぜひカジュアル面談などでお話しましょう! (@k0ipai) へのDMもお気軽にどうぞ!
僕自身、未経験から情シスになったということもあり、未来あるコーポレートITメンバーがSmartHRで誕生することを心待ちにしています!
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