わたしはわたしを生きる【DRESSCHANGE2021】
一般女性が歩くランウェイステージ
DRESSCHANGE2021〜Mask of Princess〜
東京会場でのステージを観てきました
2回目の開催となるDRESSCHANGE
今回のテーマは【Masku of Princess】
いつのまにか時を重ねてたくさん被ってきたMask(仮面)はありませんか。
まるで鎧のように 自分を守るために 愛されるように 賢いように 従順であるように
気がつけばどのわたしが本当のわたしかわからない。
これまでの経験、役割、常識 私たちは、自分のためにたくさんのマスクを繕ってきました。
そして、いつのまにか仮面を脱ぐことが怖くなってしまいました。
だけど、このDRESSCHANGEの少し大人になった女性たちは、夢見る少女のようなわたし清らかで素直なわたしもいれば、変わりたいのに勇気がでないわたし すぐ人と比べてしまうわたし
マスクの下にはさまざまなわたしがいるのです。
それでこそ、【わたし】。
どんなわたしになりたい? どんなわたしを表現する?
本当はもう、自分で自分の選択をしていく力を持っている。
仮面で隠した本当のなりたい自分を表現していくこと。
どんな自分がいてもわたしはわたし。
一人一人がかけがえのない美しきPrincess
DRESSCHANGE公式サイトより
生まれ落ちたその瞬間は、ただただ「わたし」でしかなかったけれど
成長していくに従って、いろんなマスクを被ってしまうわたしたち
被ってしまう
被らされてしまう
いずれにしても、無意識のうちにそれは積み重ねられていく
そんなふうに思うし、そうやってわたしもマスクをいくつも被っていた(いる)はず
そんなマスクを外そうと決めた7人の女性たち
彼女たちがランウェイを歩く姿は本当に美しかった
ショーの冒頭に流れたのは、なぜランウェイを歩こうと思ったかを語る映像
そこで語られたのは、メンバーそれぞれ表現は違ったとしても
わたしが わたしとして 生きるため
だった
自分のためより誰かのために
そのほうが人は頑張れる力を発揮できる
そんな台詞をよく聞くし、そうなのかもしれない
でもわたしは、「まずは自分」でいいんじゃない?と思ってる
冷たいと思われるかもしれない
自己中心的と思われるかもしれない
それでも
自分が自分を大切にしなくて誰がしてくれるの?
みんな自分が一番大事なんだよ
そう思ってるし、それでいいと思ってる
だから、ランウェイを歩く理由も、だれかの勇気になるためじゃなくていい
まずは自分のため
それが結果として誰かに勇気を与えることになるはずだから
わたしは わたしを 生きる
そう決めてランウェイを歩いた彼女たちは本当にうつくしかった
一枚一枚マスクを脱いで再会した「わたし」
その再会を心から喜んで楽しんでいる
そんなエネルギーが溢れ出していた
そのエネルギーに魅せられ?後押しされ?吸い寄せられて?
シャッターを押し続けてました
表現しているひとは 本当にうつくしい
わたしたちは、なにかしらのマスクを被っている
最初にそう言ったけれど、マスクを被ること自体は悪いことではないとわたしは思っている
わたしたちはひとりで生きているわけじゃないから、その場その場で、なにかしらの役割を担わざるを得ない
つまり、マスクを被らざるを得ないことがあるわけです
ランウェイを歩いた彼女たちも、きっとまたどこかでマスクを被ると思う
でもそれは、ランウェイを歩く前とは違う
気づかないうちに被っているでもなく、被らされているでもなく
いまはこの役割をしっかり全うしようと、自らの意志でマスクを被り、必要なくなれば自らの意志でマスクを外せる
そんな絶対的な違いを手に入れたんじゃないかな
彼女たちの写真をみていたら
わたしたちは自分として歩くことを決めたよ
さ、あなたはどうする?
そう投げかけられてるような気がしてきました
うん、答えは決まってる
わたしもわたしを生きるよ