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海外移住したい人間の頭の中公開中 その5(考察)
前回、独断と偏見で住みたい国、住みたくない国を評価してみましたが、思った以上に住んでみたい国が少ないことに気づきました。
よかったら前回の記事も寄ってみてください。
特に住んでみたい国、★3つをつけたのは、
イタリア、スペイン、フランス、シンガポールの4カ国しかありませんでした。
が、この4つの国を考察しようといろいろ調べているうちに、他の国も土俵に上がってきました。
それが、ポルトガル、オランダ、マルタ、カナダ、オーストラリア。
なので、今回の記事ではこの全9カ国を比較してみることにしました。
言語、日本からのフライト時間、直行便、日本との時差、教育水準、治安、気候と物価、この8つの視点で比較表を作ってみました。
こちらは私が調べた情報と、行ったことがある国については私の体感も混じっています。
ちなみにこの中で行ったことがあるのは、イタリア、フランス、スペイン、オランダ、ポルドガル、カナダ、シンガポール。
逆に行ったことががない国はオーストラリアとマルタ。
なのでオーストラリアとマルタについては完全に調べた情報となります。
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以下解説していきます。
言語について
基本的はどの国も独自の公用語を持っています。
英語が公用語なのは、マルタ、カナダ、オーストラリア、シンガポールの4カ国でした。
私は英語が中級程度で、イタリア語とスペイン語は学習経験がありますがほとんど覚えていません(悲)
なので、最低限英語が通じない国は住むにはちょっと厳しいかなと思います。
英語が公用語ではないけれど、比較的英語が通じるのはオランダ、ポルトガルだそうです。
私が旅行していた経験としても、オランダは問題なく英語が通じました。
ポルトガルはそこまで記憶が新しくないのですが、「英語話せる?」よりも、「スペイン語話せる?」と聞かれる率のほうが高かったな、という記憶があります。
まあイタリアでもフランスでもどこでも観光地なので、インフォメーションやホテルなどではもちろん英語は通じますが、そんなにめちゃくちゃ英語が通じたというのは体感的にはないですね。
スペインのほうが比較的通じやすかったなあという印象です。
フライト時間
シンガポール以外は10時間を超えます。
スペインは驚くことに、2024年2月時点では直行便は飛んでいないそうです。
コロナで便数が減ってから戻ってないようですね。
もう少し観光客が戻るようになったら直行便も出そうですが、安い航空券を探そうと思うと基本的に直行便は選ばないのであまり関係ないかな……
でも子連れであれば直行便のほうが楽ですよね。
ただこんな長時間、暴れん坊の息子が飛行機に乗れるのか、不安は大いにありますが……
マルタは安い航空券を買おうとしたら、最悪乗り継ぎが2回以上になる可能性ありかもです!
子連れで2回の乗り継ぎはきついな・・・・・・
時差
時差はヨーロッパは全体的に日本よりマイナス8時間。(サマータイムだとまた変わります)
日本が朝の9時なら夜の1時。
カナダは日本と真逆なのでこの辺は、日本とのやり取りをするのであれば、ネックになるかもしれません。
一方でオーストラリアは距離はあるけれど、日本の下に位置するので、時差はほとんどありません。
シンガポールも時差はマイナス1時間なので、この辺はやはりアジアの良さの一つですね。
教育
教育移住目的ではないですが子連れ移住のため、あまりにも教育水準が低いところは懸念点が残ります。
PISAという国際的な学習到達度調査2022年ランキングでは、なんとシンガポールが第1位!
ちなみに日本は4位なので、シンガポール以外は教育レベルでは日本より下に位置します。
尚、ベスト10はこんな感じ。
1.シンガポール
2.マカオ
3.中国
4.日本
5.韓国
6.香港
7.エストニア
8.カナダ
9.アイルランド
10.スイス
教育の面ではアジア勢が優勢のようです!
このテストが、高校1年生くらいの子を対象にしているようですが、イギリスやアメリカがベスト10にも入ってこないのが驚きでした!
教育移住をしたいのであれば、この辺りは非常に気になるデータではないでしょうか。
治安
世界平和度指数(Global Peace Index)という世界各国の平和度数を数値化し、ランキングにしたものでは、2023年はシンガポールは6位、ポルトガルは7位でした。
日本は9位なので、それより下は日本より治安が悪いといえます。
この平和度指数は、戦争などがあればもちろんランキングが下がりますので、一般的に観光に行って感じるスリなどの被害とは一概に比較できるものではなさそうですが、数値化されているものが一番わかりやすいと思い、参考にしてみました。
個人的にはポルトガルではスリ未遂にあったので、ポルトガルってそんなに安全でイメージないのですが、日本よりランキングは上なのですね。
スペインやイタリアはスリが多い(実際スペインではやられたし、イタリアでも友達がスリ未遂にあっているのもみている)ので、この2カ国はまあそうだろうな、というかんじ。
カナダは日本並みに治安がいいなあと思ったことがあるので、11位というのはちょっと意外だし、オーストラリアも行ったことないのですが、治安のいいイメージがあったので、22位というは意外でした。
また、フランスが、イタリアやスペインよりずっと下の67位というのも驚きでした。
ちなみにフランスの下はパナマ。
あの治安が悪いで有名な中米、パナマの1つ上?!
観光しているだけじゃそんなイメージないですけどね……
移住するならその国の社会背景もしっかり調べる必要がありそうです。
気候
ヨーロッパはどこも日本より高い緯度に位置するためか、冬は日本より少し寒いかなという感じですね。
ポルトガルの冬は行ったことがないのですが、比較的温暖だそう。
イタリアもフランスも冬に行ったことがありますが、まあ普通に寒かったですね。
イタリア南部は暖かいんでしょ、というイメージがあるかもしれませんが、南部のナポリに行っても普通に寒かったです。
マルタは比較的暖かく、晴れの日が多いというのは好印象です。
逆にオランダは曇りが多いのがネックかな……
太陽が出てないと自律神経乱れるし、ただでさえ海外生活で不安な中、天気まで悪いとメンタルやられそう……
カナダは想像つくと思いますが、5月にも雪降ってましたよ(泣)
ただ、室内はどこも暖かいのでめちゃくちゃしんどいって思いはなかったかな。
バンクーバーは冬でもそこまで寒くないとのことです。(ほんとかな?)
この中では唯一シンガポールだけが四季がなく、年中半袖で過ごせるそうです。
魅力的!
物価
生活するとなるとやはり気になるのは物価。
これはなかなか調べるのが大変だったのですが、物価と一言に言っても、家賃、外食、スーパーでの買い物、教育、医療などかかる費用は様々。
一応こんなふうにまとめましたが、イタリアやスペインは体感的には日本と同じかちょっと高いくらいかな、と思いました。
フランスはイタリアやスペインよりも全然高かった!
オランダは、というか北欧は全体的にやっぱり高かったけど、想像通り税金が高いみたいです。
その分しかり保障もされているので、国民の満足度も高いんでしょうけど。
マルタは他のヨーロッパよりも比較的安く、そのため留学に人気だそう。
オーストラリアは平均月収が71万円(2023年)とのことなので(うらやましい)、当然生活費は日本よりも高め。
カナダは、私がカナダにいたときはものすごく物価が高いなと思った印象はないのですが、そのときよりもずっと物価が上がっているそう!
シンガポールもアジアだから、というイメージだけで考えると、物価は高いようです。特に家賃は高騰しているようですね。
円安の影響はもちろんですが、なんでも安く質のいいものが手に入る国って、日本以外にないんじゃないでしょうか。
締め
いかがだったでしょうか。
その他あれも比較したかったなとかあったので、比較第二弾もやってみようかな。
ただ、これをやってみて思ったのは、総じて日本っていい国だな、と(笑)
教育水準が高くて安全で、言葉が通じて物価も安い。
え、もしや、日本って最高の国?
隣の芝生なのかなぁ。