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 失われた30年から新しい仕組みへ

 新海誠監督 天気の子 「愛にまだできることはあるかい」の歌詞の一部である。

♫ 何も持たずに 生まれ堕ちた僕 永遠の隙間で のたうち回ってる 諦めた者と 賢い者だけが 勝者の時代に どこで息を吸う ♫

 現世の生きにくさを感じる内容である。実は、自殺者数は、G7では最下位で、その後も変わらず高水準で自殺者数が推 移してきた。このことについては定説はなく、今後 の分析の課題となっているらしい。

【参考】
自殺者数の長期的推移(人口動態統計)
資料:厚生労働省「人口動態統計」

♫ 支配者も神も どこか他人顔 だけど本当は 分かっているはず 勇気や希望や 絆とかの魔法 使い道もなく オトナは眼を背ける ♫
 『ほんとうは、わかっているはず』との歌詞にふくまれている意味は、自殺者数が減らない原因にあたるのではないか?過労死も、会社における地位的力関係で無理せざるを得ない状況が減らないのてはないかと推察される。生きにくさ を感じない人を知らない。
 逆に、なんのことはなく毎日眠れる人達もいるのだろう。日本は、中流層がなくなり年収400万円以下で占められいる。(約6割)年々可処分所得は減るなか、人生設計など中々できにくい。非婚率や低預貯金などみても生き難さは否めない。

 失われた30年、日本経済は、プラザ合意による為替切り下げ(半分)に始まり、純輸出赤字に落ち入るが企業努力により数年で回復し黒字をだす。ドルが増えるがアメリカ国債購入にあてられ日本人にはその恩恵はない。

 貿易黒字をだすために必死に日本企業が行ったのが、コストカット。人件費のカットである。また、株価上昇のため、内部留保を高め業績好調を謳い企業価値の向上や株主の支持を得てきた。
 その影で労働者は、サービス残業を強いられ、給料は上がらず非正規労働者が増えていった。少子化の原因の主は、将来不安である。今は、良くても未来に明るさが見られない。まだ、いまも続いている。

 日本は、このままではたちゆかない。仕組みを変えなければならない。
これらの問題を解決するヒントになるかもしれない。
それが、ブロックチェーン技術。既に、取り入れられている分野もある。
 特に、トークンエコノミという仕組みが面白い。
まず、ブロックチェーンについては、仮想通貨が新しく話題になったが通貨にもなり得るという例にすぎない。
 本質は、技術でなく思想である、とするところ。
また、詳しい内容は下記参考にしてほしい。
 トークンエコノミは、自立分散型の台帳技術(D L T)つまり、記録をみんなで持つということである。しかも、改ざんが不可能であること。トレサビリティーが高い。
まだ、特徴はたくさんある。運用の仕方もたくさん存在するであろう。

 次回は、もう少しブロックチェーンとはなにか、社会をどのように変えるたらいのか。検証したい。                    
               (つづく)


【参考】

https://www.neweconomy.jp/posts/author/kawamotoeisuke

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