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結晶、あるいは粒子、カケラのようなもの

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子どもと過ごした時間、幸せの断片の保管場所。 自分が忘れないように。
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記事一覧

ちょっと見ない間に…という言葉

長い連休は私の実家にたくさんお世話になった。 遠方で普段なかなか孫に会えない私の両親は、 …

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3月に思うこと。

3月に入って、春めいた日が多くなった。 毎年冬は、冬季性の鬱かと思うくらい気分が暗くなる…

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一度も死んだことのない命

中学だったか高校だったか、生物の進化の過程を学ぶ授業で、確かに先生が言った。 私たちは「…

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ジェルねんどに夢中

先週末は子どもと100円ショップに行って「ふしぎなジェル」というものを買ってきた。ジェル粘…

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東京タワーとソフトクリーム

この週末はどこかお出かけしたいねと夫と話していた。 昨年12月の頃から候補に挙がっていた東…

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週末の残像、公園にて

天気の良い土曜日、家事をあらかた片付けて、子どもと一緒に公園に行った。 自転車で10分程の…

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結晶、あるいは粒子、カケラのようなもの –はじめに–

毎日やらなきゃいけないことで頭の中がいっぱいだ。 忙しくしてる間に、子どもはどんどん成長する。 私が、「あぁ、今すっごい幸せだなぁ」と噛み締めた30秒後には、 何が気に入らなかったのか鬼の形相で泣いたりする。 毎日毎日が否応無しに過ぎていってしまう。 幸せの瞬間を切り取っておきたい。 スクラップブックのようなもの。 そんなマガジンを作りたいと思った。 私が幸福を感じている瞬間、この子には何が蓄積されるんだろう。 記憶はどのくらい残るのだろう。 自分自身、2歳の頃のことな