10/3 秋と重心

今日から授業が始まった。今週はほとんどガイダンスだから楽だろうな。
起きたら涼しそうだったから、恋人とのデートで買った黒いジャケットをウキウキ着て行った。でも教室着く頃には少し暑かった。

午前中の授業は相変わらず一文字も頭に入ってこなかった。ツイッターみたり考え事をしてたらいつの間にか終わっていた。

「哲学カフェ」とかいう授業があったので取ってみたら変な授業だった。
オンラインで“哲学的”なディスカッションをするのだけど、お互いを「たくま」とか「みき」みたいなひらがなの名前で呼ぶっていうスタイルで、先生のことも半強制的に「さっちゃん」と呼ばなければいけなかった。zoomの表示名をその「呼ばれたい名前」にしてみんな表示しているのだけど、僕はぞっとして、無理すぎて「こいけ」にしておいた。みんな洗脳されてるみたいでこわかった。
ディスカッションのトピックはその都度様々で、みんながまず話したいトピックをチャットに投げた。たまたま僕が投げたトピックが取り上げられた。
「人を助けたい、幸せになって欲しい、と思うのは傲慢か」
なんの気なしに投げてしまったし、僕には恋人のことで具体的で卑近な例があるから、そうではないみんなが話し始めて正直どうすればいいかわからなかった。自分がある程度話題の中心部にいたのだろうが、まったくうまく喋れなかった。
最後に先生が「むずかしいね」「おもしろいね」で話を締めたのでもうこの授業は嫌いだ、と日本語に疲れた頭で、小学生の感じで思った。

恋人の日記が面白い。シンプルで控えめな文体で、感情も出来事もわかりやすくて読みやすい。僕のことをたくさん書いてくれる。毎日頑張っているのがわかって僕も頑張ろうと思える。悲しいこともあるけれど、今は耐えて、そうすればちゃんといつか報われる。きっとこれ以上悪くなることはないし、させない。報われなければいけない。

昼間、秋学期の一日目に自転車の空気を入れてもらったのが気持ちよかった。

寝る前に、「重心」という単語が頭に浮かんだおかげで最近考えてた「からだのつかいかた」についてもっと考えられる気がして嬉しかった。と、翌日思い出しながら書いてる。

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