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秋の香り キンモクセイでシロップと香水づくり
3大芳香花の1つキンモクセイ。
ころの庭では、去年より2週間ほど遅れてようやくつぼみがつきました。
つぼみの状態でも香りが強くさすが三大芳香花の1つと言われるだけあります。
いろんなコスメブランドで秋になるとキンモクセイの香りのアイテムを見かけます。夏といえばミント!!!と同じくらい秋の香りを代表する植物になりましたよね。
今年は、シロップと去年作って大活躍した香水を作りたいと思います。
事前準備 <キンモクセイの下処理>
キンモクセイを収穫した後、花だけにするため
枝を一つ一つ取り除きます。
これがまた、大変。
一番大変な過程です。ここ大変のピークです。
ただ、今の時期だと冷たい風と、秋晴れの心地よさの中で作業するのはすごく贅沢な時間です。
キンモクセイのシロップ
今回は、山梨県甲府市で低糖質スイーツ&パン専門店「クローバーズ・キッチン」うにいくらさんのレシピを参考にしました。
・・・その前に・・・
ボール一杯の水と桂花陳酒もしくは、コアントロー、グランマルニエを100mlをいれ、キンモクセイを綺麗に洗っていくのですが
近くのスーパーに桂花陳酒がなかったので、瓶がかわいいという理由だけでグランマルニエにしました。
柑橘の香りが爽やかなグランマルニエ。洗うためだけに1瓶使うのもったいないなぁ・・・と思ったのですが
これは、キンモクセイの香りと風味を損なわせないようにするために必要な工程なのだそう。ケチらずいきましょう(笑)
<材料>
・キンモクセイ 100g
・てんさい糖 600g
・水 600g
※レシピ通りにいくと上白糖なのですが、今回はてんさい糖で作ってみることにしました。
ポイントは煮込み時間は5分以内!
それ以上煮込んでしまうと、風味が飛びえぐみが出るそうです。
熱湯消毒した瓶に入れて完成!
レシピ通りだとかなり沢山の量のシロップができます。2、3ヶ月を目安に使い切るのが良いので
たくさんいらない方は、半量で作ってみると良いかもです。
詳しい工程はこちらを▶︎うにいくらさんのレシピ
私はかなり端折って書きました。
キンモクセイの香水
キンモクセイをボトルいっぱいに入れ、そこに無水エタノールをキンモクセイがしっかり浸かるように入れます。
遮光瓶でないもの、暗いところで保管できない場合は、アルミホイルをまいて遮光しましょう。
2ヶ月ほどたったら、香水として使えます。
キンモクセイを育てる
ここまで、みていくと庭木に植えたくなるかと思いますが、
実は、庭木に植えて苦労されている方がすごく多いのです。
強剪定にも耐えるキンモクセイは、成長が早くほおっておくと大木になります。
大木になる木を小さく管理するのは難しく、ある程度広さに余裕がある場所でキンモクセイの本来の姿で育ててあげると花だけでなく木姿も楽しめるのではないでしょうか。
ころの庭では、長年丸い形に刈り込んでいましたがキンモクセイ本来の姿を楽しみたいと思い自然樹形になるよう剪定方法を変えました。
虫がよってこないキンモクセイの不思議
キンモクセイは甘い香りが魅力ですが、この甘い香りに誘われる虫が不思議と少なく、虫の被害に合うことは少ないです。
ころの庭のキンモクセイは、ミノムシがつきやすいこと以外は特になにもしなくて良いので、毎年、無農薬のキンモクセイを楽しむことができます。
キンモクセイの不思議
キンモクセイの下に、メダカの鉢を置いていたのですが
ある日、その中にいるメダカ全て死んでいたのです。
水は、黒く濁っていてキンモクセイの葉が十数枚落ちていました。
全く同じ条件で別の場所に置いていたメダカ鉢は、きれいで透明の水を保っていてメダカも元気に泳いでいます。
違うのは、キンモクセイの葉が浮いているか浮いていないかだけ。
アレロパシーについて調べていたときに
アレロパシーは根っこだけでなく、木の葉にもあるらしくそれは
葉についた朝露にも含まれるそうです。
なので、キンモクセイの葉もアレロパシーがつよく
メダカ鉢に葉がおちたり、葉について朝露や葉に当たった雨水がメダカ鉢に入り影響を及ぼしていたのかもしれません。
良い香りなのに虫が寄ってこないのももしかしたら葉のアレロパシーが強いから??
あくまでも憶測ですが。
まとめ
キンモクセイの花の香りは
はかなく、収穫したらその日のうちに処理しないと香りが飛んでしまいます。
今回作ったシロップも香水も
その貴重な香りをしっかり閉じ込めました。
リラックス&ダイエット。両方を叶えてくれるキンモクセイの香り。ぜひお試しあれ!
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