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「タンニンなめし」「クロムなめし」ってなんですの?


みなさん、どうも小池です。


昨日は「なめし」についてお話ししました。
今日はなめしの種類である、「タンニンなめし」「クロムなめし」についてお話ししたいと思います。

初めに、「なめし」には大きく分けて「タンニンなめし」と「クロムなめし」の二つがあります。(コンビネーションなめしとかあるけど、ここでは説明しません、、、)


タンニンなめしとは、、、

タンニンなめしとは、植物に含まれるタンニンと呼ばれる化合物を時間をかけて革に浸透させるなめし法のことです。
タンニンなめしは昔々、古代から行われている技法です。

タンニンなめしをした革は、固くて丈夫です。伸縮性はなく、傷がつきやすいですが型崩れはしにくく使い込むほどに経年変化(味)が出ます。


クロムなめしとは、、、

クロムなめしとは、塩基性硫酸クロム塩というものを使用して皮の内部に浸透させ生体時に近い状態を保持できる技法です。

クロムなめしは、耐熱性や柔軟性に優れ、比較的キズがつきにくいです。使い込んでも変色・変化があまりありません。



教科書的なことをつらつら書きましたけど、
ゆるーく、ざっくりお話しすると、

タンニンなめし  =   使い込むほどに味がでる、型崩れしにくい革

クロムなめし   =   使い込んでも変化の少ない、柔軟性のある革

ということです。。



どっちがいいとかはその人の好みですが、レザークラフトをやっているとタンニンなめしのレザーを見ることが圧倒的に多い気がします。(気がするだけかも)

タンニンなめしの方が、経年変化(味が出る)を楽しめるし、個性が出やすいですね。
財布とか、キーケースはこれで作ったほうがいいかもですね。

余談は置いておいて、今日は「タンニンなめし」「クロムなめし」の違いについてゆるーく、ざっくりお話ししました。


次回は革の種類についてお話ししたいと思います。

今日も読んでいただきありがとうございました!また次回もよろしくお願いします−!

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