当事者になってみないと本当の気持ちはわからない。
って最近思います。
私が20代の頃周りにいた40代の人で、不妊治療を経験したという人が何人かいました。
深くは聞いてないけれどなんだか大変そう。そんなイメージがありました。
なぜ治療をするに至ったのかその人の感情や背景を思うことなど当時の私にはありませんでした。
いざ自分が30後半になって治療をすると決めた時、
当然未知の世界で。
ただ淡々と治療を受けるだけじゃない。その裏にある
痛みや苦しみ、様々な後悔やらを知ることになりました。
治療を受けたからわかったことがたくさんあって。
周りの声かけや配慮が必要なこと、思った以上に傷ついてる人が多いことがわかりました。
これは治療に限らずいろんなパターンがあると思います。
よく駅前であしなが育成基金やその他の募金活動
をしている若者をよく見かけます。
以前その前を通った時にある一人の子が言っていた言葉が頭に残っています。
「(親がいない、生活に困っている)等の子供達の問題はもしかしたらあなたたちも同じ状況だったのかも分かりません。」たまたま親が何らかの事情でいなくなった。
あなた達にもなった可能性があるかもしれないことなんですよと。
なるほどなぁと思いました。ただ募金お願いしますだけではない彼らの本気度や思いが伝わってきました。
これも先ほどの不妊治療に当てはまることで、
やはりそういう立場に立ってみないとわからないことってたくさんあると思う。
いざ子育てが始まって本当に何もわからないことだらけで。
自分も寝不足でフラフラででも子供を見ないといけない。
自分の窮状を周りに話しても子育てしたことない人ばかりでむしろ私が頑張りすぎてる、
そんなにやらなきゃいいだけじゃんで終わり、精神的に追い詰められた時期が続きました。
私の場合義両親が近くにいても交流がないし母もいない。精神疾患で自分をみるのも精一杯。
やっと子供が小学校に上がる自分の時間ができたので今は落ち着いてますが、
あの時のなんとも言えないどん底状態はあまり味わいたくないなと思います。
仕事にしても人間関係にしても何でもそうで、
やってみた人にしかわからない大変さってあるのです。
大変さは大なり小なりあると思っているので大事なことは周りに理解してくれる人が一人でもいることかなと思います。
大人になると大変でも心に秘めたりあまり公にしない人が多いです。
私もそうですが自分の内側で解決しようと思い周りに伝えない場合が多いです。
周りに話したところで愚痴と思われるかなぁーとか
色々考えてしまうとなかなか本音を喋れません。
本当は自分の中で自己解決できるのが一番なんでしょうけれどね。
だから趣味を持っておくということもすごい大事で。
スポーツ系だったり家でできる趣味だったりを持つことって自分のストレス発散になったり心の安定にも繋がると思います。今日はとりとめのない記事になってしまいましたが、当事者だから分かること、
経験したから周りのお役に立てる事ってあるのかなと思いました。
経験を活かせるか、そうでなくするかは自分次第です。
午後からも素敵な1日をお過ごしください。