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人生は日々終わりに近づいている

ビリミリオンという歌を聞いたことがありますか?

老人が君に言いました
『残りの寿命を買わせてよ
50年を 50億で買おう』
人生をやり直したいと

ただ起きて食って働いて
寝て起きて働く毎日だ
それなのに手放したくない
理由を考えてみたよ

身体も痛くなるだろうし
友達もいなくなるんだろうな
恋愛もできなくなるよな
その値段じゃ売れないな

僕が生きてるこの時間は
50 億以上の価値があるでしょう
生きているだけでまるもうけ
これ以上何が欲しいというの

老人が君に言いました
『それなら倍の 100 億出そう
奥さん、子供もつけるから』
『豪邸も仕事もつけるからさ』

50年が 100億ならば
年収 2億の大富豪だ
でも好きな人は自分でさ
見つけたいからいらないよ

僕が生きてるこの時間は
100億以上の価値があるでしょう
生きているだけでまるもうけ
何にでもなれる今がいいの

どんな夢を描いてもいい
どんな恋をしたっていい
無限大の可能性は
誰にも譲れない

何十回立ち止まっても
それでも僕を諦めない
僕が生きる理由は
僕が決めるから

僕らが生きる時間は
決して安いものじゃないから
後悔しない選択を選んで欲しいの

頑張ろう 頑張ろう 頑張れ
頑張ろう 頑張ろう 頑張れ

頑張ろう 頑張ろう 頑張れ
頑張ろう 頑張ろう 頑張れ

優里『ビリミリオン』

この歌を聞いて、この歌詞をみて何を考えますか?

死は必ず来る、そしていつ訪れるかわからない

幼稚園生の時、大好きだった祖父を亡くしました。
癌と宣告から数ヶ月で心臓が止まりました。

小学生の時、最後の大会には出場できませんでした。
事故で2ヶ月の入院、大掛かりな手術、半年間のリハビリ生活。

中学生の時、最後の大会にはベストで臨めませんでした。
肘を壊し、ポジションが変わり、打撃にも影響が出ていました。

高校の時、最後の大会には出場できませんでした。
左手首の粉砕骨折で一瞬にして高校野球に幕が閉じました。

人生はいつ終わるかわからない。
人生はいつどのような形で変わるかわからない。
僕は死生観についての意識が強いと思います。
死は必ず来るし、死はいつ訪れるかわからない。

だからこそ1分1秒丁寧に、全力で生きる必要があると思っています。
信念を持ち、志を持ち、強く生きる必要があります。

2億2,112万円

この数字、何かわかりますか?
日本全体の生涯年収 2023年、各年代の平均年収をもとに算出した日本全体の生涯年収(生涯賃金)です。

要は、22歳に就職し65歳まで仕事をしたとすると43年間で獲得した賃金です。仮に労働時間が9h(1hの残業込み)、労働日数が255日だとすると2,295h / 年間が1年間の労働時間です。ということは43hを掛け算し98,685h / 生涯が自分が生涯で仕事に費やす時間です。

お分かりだと思いますが、98,685h(43年間)の労働力を提供することで、2億2,112万円を得ているわけです。98,685hと2億2,112万円の交換が行われています。

みなさんはこの事実に対してどう考えますか?

人生の価値は、自分で決めろ

曲中では50年を100億(50年を50億)で購入しようとする老人に対して、20歳の青年(仮)はこの提案を断ります。

『残りの寿命を買わせてよ
50年を 100億で買おう』

老人

その値段じゃ売れないな
僕が生きてるこの時間は
100億以上の価値があるでしょう

青年

数字だけみると明らかに好条件で大きな対価を得られるこの状況。

『それなら倍の 100 億出そう
奥さん、子供もつけるから』
『豪邸も仕事もつけるからさ』

老人

さらに世間が思う幸せの象徴と考えるであろう条件を追加提案します。きっと70歳でこのステータスを世間の人々は羨ましく思う人生なはずです。

しかし最終的にこの主人公は未来の可能性に100億以上の価値があると信じ、断るわけです。

人生の果てで思い返すことができるもの。

人生が終わる瞬間、この選択をした青年が「やっぱりあの時の選択は正しかった。」と胸を張れるのか、「あの時なぜあんな選択をしてしまったんだ。」と悔やむのか。

譲らなかった50年間次第でどちらに振れるかわかりません。

曲中では100億で手に入れた豪邸でアルバムを開くシーンがあります。
しかし、アルバムは白紙。簡単に手にできたものは1mmも心に刻まれなかったのだと思います。簡単に手にできるものに大した価値はないということです。

要は、この苦しんでいる1分1秒も、悲しい1分1秒も、喜ばしい1分1秒も、全てが尊く、自分の人生にかけがえのないものだということ。

僕はこの信じることができるメンバーとともに、意義のある、意味のある仕事に打ち込めている今この瞬間と続く未来に高揚していることが何よりも幸せだと思っています。

この時間は、長く続かないのがわかっているから。

兎にも角にも、未来の可能性を満足のいく形に具現化できるか。
それは当事者が決めることであり、当事者意外決めることはできません。
だからこそ、他人に左右されている場合ではありません。

そのアルバム(思い返せるエピソード)に価値を見出せるか否かは自分次第です。

胸張って一日を過ごし続けろ


伝えたいことは納得できる一日を過ごし続けようということ。

自分が死ぬ時に、「もう一度やり直したい。」「あの時、XXしておけばよかった。」なんて絶対に思ってはいけない。そんな人生は切なすぎる。

曲の世界の話だが、死ぬ間際に100億払ってでも50年間を得たいほど今この時間は尊いとんだと思う。別の角度からみると、100億でも譲りたくない50年であるとも見て取れる。

1分1秒を必死で生きて、自分の心に刻まれる思い出をいくつ積み重ねることができるか。それは辛いことも、嬉しいことも、悲しいことも、楽しいことも全部ひっくるめて。その総量が幸福だと思います。

仕事とかプライベートとか、そんな話じゃないんだわ

人生をどう描ききれたら幸せだったと言えるのか。
もうこれに尽きます。

仕事やプライベートは区分されますが、トータルしてこの2つが合わさった人生をいかに素晴らしいものにできるか。

仕事はお金を稼ぐものではなく、自分が生きた証を社会に刻み込むもの。
この世界がこれから何百年、何千年、何億年と続いていく一部にどのような影響を及ぼすかの話。

その活動を通して、その価値に合わせて対価が得られる。
それがいわゆる給料。

その給料でプライベートの豊かさを変える。
お金なんてなくても幸せになれる。
これは本当にそうだと思う。
ただし、見落としている点も多々ある。

お金で買えるものもたくさんあるから。
物だけではなく、自分のスキル(大学/MBA etc…)を買うこともできる、大切な人を楽しませる手段、守る手段なんかもお金で解決できることもある。わかりやすい話で言うと病気の治療費とかはそう。

他にもきっとたくさんあるはず。

“仕事に真剣になる→社会価値の高い人間になる→ベネフィットが増える→幸せを獲得する確率や総量は高まる→幸福度が高くなる→さらに仕事に真剣になる”この好循環のサイクルを少しずつ大きくしていくイメージを持つことが重要です。

そして、このサイクルこそが人生です。

がむしゃらに生きろ

がむしゃらに生きよう。
未来の自分を信じよう。
何に対しても真摯に向き合い、成長を優先し、向上し続ける。
成長曲線の描き方は個々にまかせる。
しかし、理想を決めたならば真摯に突き進もう。
思考したなら声にしよう。
声にしたなら行動しよう
行動したならやり切ろう。
理想の成果になるまで。
人生はその積み重ねでしかない。
少しでも心が動いたなら立ち上がれ。
成り上がれ。
その先にきっと今の自分では想像もつかない未来が待っている。

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