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危機感の言語化。9年ぶりの海外に行って感じたこと
大袈裟ではなく、日本が一番でした。
洗練された都市、不便がないというより便利すぎる環境。
一般の人たちが生きていく中で課題はほとんど存在しないと再認識しました。
一方で、本当に向き合わなくてはいけないことには向き合えていないとも思いました。重要な課題や問題に対して本気で取り組めていません。
社会があり、株式会社がある。この社会に身を置く人間として、なぜ株式会社が存在するのか、株式会社の役割は何か、なぜ自ら株式会社を経営するのか、誰の何を解決していくのか、これらをよりシャープに言葉にしていく必要があると思っています。
時代の変化とともに、役割は変わる
終戦後高度経済成長期、国の経済(株式会社)は強く前に突き進む必要がありました。再起する必要がありました。とんでもなくエネルギッシュな先代たちが突き進んだ道は確かに大きな道となり、とんでもなく遠くまで地と地を繋いだと思います。一方で、進んだ道を振り返ると多少荒れていたのも事実。
でもこの時代の株式会社のあり方はこれがベストだったんだと思います。だから高度経済成長を遂げ、アメリカや中国と肩を並べる国へと発展したんだと。
中途半端な気持ちでは這い上がれなかったはず。異常なまでに反骨心を持ち戦ったからこそ現在の経済に繋がっています。
ちょうど平成のタイミング、作られた道の周りに街を創りさらに発展させながら、不良になっているものを整理し確実なものにしていった。たしかに結果的に成長率は低かったかもしれないし、先代の激しい背中をみてきたからこそ新しいチャレンジをしていくというよりはバランスをとって堅める力学が働いたのかもしれない。しかしこの時代の株式会社の存在意義であり、役割だったんだと思う。
結果的に国は発展したし、確かに堅実になった。これはとんでもなくポジティブなことだと思う。ではこれからこの流れを組んだ株式会社に求められるミッションは何か。
コロナによる「社会の変化」、Web3 / ブロックチェーン / AI / VRといった「テクノロジーの進化」、「資本の流れの変化」という3つの大波が重なる稀有なタイミングでは先代たちが生きてきた時代とは明らかに違う。学ぶことは歴史にたくさん落ちているが、何もかもが初めてだと思った方がいい。
今この時代を生きていく人が次に繋いでいくために、過去、現在、未来を必死に見つめ考え、その瞬間こうだと思ったことに本気で推し進める必要があると思います。
日本にいては気付けない、世界の問題
ニュースで見ているから、新聞を読んでいるから、世界の情報をたくさん入ってくる。しかし自分でそれらを見たときと感じ方、捉え方が全く異なるのは事実。
自分もたくさんインプットし、話を聞き、理解している方だと思っていたがものの見事に覆された。現地で彼らの表情や雰囲気や表現を目の当たりにし、始めてこの問題に対して知ることができたと思いました。
ニューヨークスタジアムの周辺で水を1ドルで販売する親子。
貧困の格差が存在することはもちろん知っていたし、9年前に目にしていた。
しかし30歳になり様々経験してから見るその景色は異なる解釈へとつながった。
日本は恵まれているから、正直世界の課題や問題を解決できる事業を展開できた方が自分が株式会社を推し進めていく上でいい選択になると思いました。
決まった、自分の道
様々な歴史を乗り越え、経済発展や工業化がヨーロッパの現在。
その後を追うように発展し続けるアメリカや日本。
さらにその後を追うように経済を創るアジア諸国。
それぞれの良さがあるが、この優劣が生まれたのも地政学の問題。
たまたま日本はこの順番で成長できたから現在自分たちは不自由ない暮らしができている。
そんな中で自分はどう生きていきたいのか。
先代達が築き上げた環境で幸せだけを享受する生き方か。
その歴史から教訓を得て、次の世代に、国に捉われず”創る”生き方がしたいのか。
改めて再確認し、挑戦しようと強く決意できた旅でした。
こう考えられるのにも、自分の様々な環境が後押ししているな。
またそれについてもnoteを書きたいと思います。