ワインに合う料理を考える方法
はじめに
料理とワインのペアリングを提案する基本的な考え方として、まずは料理があって、そこに何のワインを合わせようかと考えることがほとんどなのではないでしょうか。
つまり、料理が先でワインが後。
実際にレストランでも、まずはシェフがコース料理を考え、それぞれのお皿に合わせてワインペアリングを提案するレストランが、ここ数年で一気に増えてきたように思います。
しかし、今回のテーマは、全くその逆の考え方です。
まずはワインが先にあって、そのワインに合わせる料理を考える方法。このテーマについて詳しく解説させていただきたいと思います。
実はレストランにおいても、ワインに合わせた料理を考える場面は、頻繁に存在します。
例えば、あるワイン生産者が来日されて、その生産者の数種類のワインそれぞれから発想した料理をコースとして提案するイベント。あるいは、ある国や地方のワインにフォーカスして、そのワインに合わせてコース料理を考える。ゲストが、特別なワインをレストランに持ち込みをし、そのワインに合わせて料理を作る。さらには、日常の場面で、その日飲みたいワインがあって、そのワインと相性の良い料理を作りたい時など。
フォーマルな場面だけでなく、日常的に家で飲むワインに合わせて、相性の良い料理を作ることができたら、日々の食生活がもっと充実することに違いありません。私がこれまでソムリエとして提案してきた、ワインから発想するペアリングの考え方。
ぜひ参考にしていただき、ワインと料理のマリアージュのコツをつかんでいただければと思います。
1.生まれた土地の重要性
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