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自家製パイナップルチェッロの作り方
私はレモンのリキュール「リモンチェッロ」が大好物で、やがて自分でも作るようになり、毎年、この夏になると自宅用に仕込みをしています。
以前Twitterでもご紹介させていただいた、リモンチェッロの作り方ですが、今回は、フォロワー様より教えていただいた「パイナップルチェッロ」に初挑戦。
パイナップルはレモンの果皮の部分を使用するリモンチェッロと違い、果実そのものを使うため、素材自体に甘味が充分存在します。その点から、砂糖の添加量を減らすことが作る際のポイントとなります。
今回は、私なりのオリジナルレシピとして完成したものをシェアさせていただきたいと思います。
自家製パイナップルチェッロの作り方 5つのステップ
【材料】
スピリタス ウォッカ 250ml
パイナップル 1/2個
グラニュー糖 15グラム(スティックシュガー5本分)
ミネラルウォーター 500ml
1. まずはパイナップルを豪快に真ん中からカットして、半分量を使用。カットして器の中に入れます。
*写真は大きめにカットされていますが、より細かくカットする方がより成分を抽出しやすくなります。(私もこの後、より細かくカットしました)
2. パイナップルが入った容器にスピリタス(アルコール96%のウォッカ)250mlを入れて、フタをして冷蔵庫に保存。
*今回はアルコール度の非常に強いウォッカを使用し、後で水で希釈する方法をとりましたが、パイナップルはレモンの果皮と違い、成分を抽出しやすいため、40%のウォッカを使用することで、後で希釈せずに仕上げることもできます。
このまま、まる3日間冷蔵庫に保存する。
[3日間経過]
しっかりと黄色くなっているかを確認する。
3.グラニュー糖15gとミネラルウォーター(軟水)500mlを鍋に入れて、火にかけてグラニュー糖を溶かす。
4. 2をこして、冷ました3とあわせて瓶に移し、さらに冷蔵庫で1日間寝かせてなじませる。
5. 4をその後、冷凍庫で1日保存し、キンキンの状態に冷やして完成。
*ウォッカ1:水2の割合で作るため、単純計算上のアルコール度数は33%となりますが、パイナップルが吸収する分と水を火にかけた時の蒸発分を考慮すると、およそ35〜38%程度に仕上がると考えられます。これ以上アルコールが低すぎると、冷凍した際に凍ってしまう可能性がありますのでご注意くださいませ。
小さめのグラスに注いでストレートで、もしくはソーダやトニック割りにして楽しむのがおすすめです。
透明な氷も自分で作りました。
今回ご紹介させていただいたレシピは、あくまでも一例ですので、「もう少し甘めに仕上げたい」「オレンジで作ってみたい」等、いろいろとトライしてみるとおもしろいと思います。私もやってみます。
ぜひ自家製チェッロの世界をお楽しみください!
ワインディレクター 田邉 公一
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