コンビニエンスストアのワインと料理のペアリング術⑥
はじめに
コンビニワインペアリングシリーズの第6弾。
Twitterで展開させていただいているこちらのシリーズ。前回で一旦幕を閉じようかと考えていたところ、多くの方々からとても温かいアンコールのメッセージが。
一晩考えた末、翌日また再び、セブンイレブンへと足が向かっていました。
「おお!」
前回とラインナップが変わっている.....
レギュラーアイテムは同じであるものの、いくつかのワインは顔ぶれが入れ替わっている。あのピノ・グリージョもあるが、これまではなかった、このドイツのリースリングがとても気になる。
かつて主流でだったやや甘口タイプではどうやらなさそう。
このワインの購入をほぼ決心しつつも、それに相性の良い料理がないのであれば、今回は別のアイテムをセレクトせざるを得ないと思いつつフードコーナーへ歩を進めると、真正面に光輝く「金のウインナー」のパッケージ。
そしてそのままゆっくりと下方へと視点を動かしていくと「コールスローサラダ」が目に止まる。意識を集中してペアリングのイメージをふくらませた。
⑥ドイツの白ワインとザワークラウト風のペアリング
そしてこのようにツイート。
コンビニ史上最高のワインペアリングが完成(田邉調べ)。ドイツの白ワイン「ビスダン リースリング」(798円)に合わせて「金のウインナー」「コールスローサラダ」をザワークラウト風に。ウインナーをレンジでチンして盛り合わせるだけ、キャベツの千切りをトッピングして3分で完成。絶対やってほしい。
コンビニのお料理をベースに、お野菜等を加えてのアレンジペアリングはこれまでにもやってきましたが、二つの食材を組み合わせて一つの料理を完成させるのも楽しい。そこにお野菜をたくさん加えることで、さらに洗練された一皿へと昇華させることができます。
今回の白ワインは、とてもリーズナブルな価格帯でありながら、品種と国の個性をしっかりと感じる、近年主流となってきたドライなタイプのドイツリースリング。とてもフードフレンドリーなワインです。
最後に
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
コンビニエンスストアからご依頼をいただいたわけではなく、ただ個人的に興味をもったために始めたこちらのシリーズですが、フォロワー様からの応援のおかげでここまで続けてくることができました。
私はここ20年程、フランス料理店やホテルの様々なジャンルのレストランのソムリエとして、料理とお飲み物のペアリングの探求を続け、ゲストにご提供してまいりました。
現在もレストランやワインスクールで、その素晴らしさをシェアしていくことが主な活動ですが、Twitterやnoteでは、ノウハウをより身近なところへ落とし込んで発信をし、皆さまにも実際にさまざまなペアリング体験をしていただきたいと考えています。
これまでのシリーズをまだお読みでない方は、ぜひそちらもご覧くださいませ。
ではまたお会いできるのを楽しみにしています。
ワインディレクター 田邉 公一
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ワインペアリングブック
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最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂