「山野幸一郎」という人間 進学どころか3年なれんぞ。
前回までのあらすじ
半分がダムに沈んでいるような小さい村で産まれた僕は、猿を追いかけながら育ち、必死に剣道をして警察とかに就職すると思っていたら、竹刀振りすぎて、危うく右手を切断するところだった。
ゲームクリエイターになるために専門学校へ行こうとするがまさかの事態が!「お前赤点しかないけん、進学どころか進級も怪しいぞ。」どうなることやら!
というわけで第二弾書いていきたいと思います。
あらすじで分かるように、僕は頭がよくありませんでした。
中学の時は成績が下の中くらいだったので、高校の面接で「剣道を頑張ります!」と言えば合格できました。
高校は、卒業さえすれば就職できると思っていたので勉強は全くしませんでした。
そして、ゲームクリエイターになるために、大学という考えは微塵もありませんでした。
実家は貧乏でお金もないし、まず頭悪すぎて行ける大学ありません。
ていうか、「ゲームクリエイターになりたいのに大学がなんぼのもんじゃい!ゲームを好きって気持ちは誰にも負けんわい!」って思っていましたね。
3年生へは無事ではありませんでしたがなんとか進級しました。「商業簿記検定3級を取ったら進級させてあげる。」と言われ必死に勉強し合格しました。これで後は専門学校に受かるだけです。
その後、勉強せずに剣道のマネージャーをしていました。みんなのためにお茶を作り、コップを洗って先生の剣道着を畳んだりしていました。
そしてとうとう最後の試合が終わり3年生は受験へ。
進路担当の先生から「お前じゃ受からんけん諦めたがよかとじゃなかか?自衛隊に行ってから手の治療ばすればよかろが?」と言われ
「受けてみらんと分からんじゃろがい!面接さえしてくれればあとはこっちのもんじゃ!人間性には自信があるんでい!」と満を持して面接へ。
見事受かりました。
ここまで見て頂いた方は分かると思いますが、僕、山野幸一郎は人間性だけで生きてきました。
村でお腹がすいたら最悪隣の家に入って「ご飯下さい。」って言えばお好み焼きがもらえましたし、なんならクッキーも付いてきました。
さぁ、これでゲームクリエイターになる準備が整いました!
卒業までに車の免許を取ったり、熊本市内の部屋を借りたり、実家を出ていく日に母親が泣いたりしました!
田舎村を飛び出た青年はいったい何を見て、何を学ぶのでしょうか?
はたしてゲームクリエイターにはなれるのでしょうか?
次回!
同級生はみんなオタク!知ってるアニメは1つもなし!串カツ屋のバイト先で先輩にお金を貸すが返ってこない!いつの間にか店長!サラリーマンからオヤジと言われる!お客さんが途中で警察に連行される!
お楽しみに☆
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