[歌詞] 夕やみ
夕焼けが、世界の終わりのように見えた
夕焼けが、天地創造のようにも見えていた
きっと明日はいつもと変わらない1日
多摩川の土手は遠く続く
アルバイトに向かうあの娘は
自転車を漕いで すぐに見えなくなった
府中調布狛江世田谷
稲城の山の淡い光
世界中にある疲労感が鉄橋の上の電車の窓
夕焼けの反対側の東の空
置いてきぼりにされたような寂しさがあった
その寂しさも悪くないと思えるような
美しい雲は流れて移ろいでいく
暗い玄関出かける時
習い事行く時のやな気持ち
風よ吹け
雲をかき混ぜてくれ
絶望と希望を産め
公園で逆上がりした時の
空の底に落っこちそうな
雲が受け止めてくれそうな
空に夢を思い描くような
夕闇がすぐに来て三日月のぼってゆく
夕闇の暗さがどうにも心地良すぎる
気持ちが遠く遠くへ行ってしまうのがわかる
さようなら 明日もまた