「ただ旅をして歩くだけの仕事があれば」と言ったのは岡本おさみだけれど
初めまして。
実を言えば以下の記事でプロフィールに代えようとおもっていたのだけれど、共同運営マガジンに参加する以上はそれでは足りないだろうと考え、改めて(改まってはいない・・・)自己紹介記事を書くことにしました。
(ちなみに以下の記事、3月の「今このnoterが面白い」に追加していただいたようでありがたい限りです)
1.仕事歴
一応、グラフィックデザイナーという名で仕事をしてきました。地方の小さな(といっても、社員数からいえば業界では大手になるそうなのですが)広告代理店に勤務し、主に流通系の仕事に携わってきました。チラシ、ポスター、パンフレット、イベント企画、営業まで、何でもやりましたね。
独立後は、もっと何でもやりました。
・ローカル新聞系のコミュニティフリーペーパー B4サイズ8ページフルカラー
その新聞がカバーしている地域の中で、より細かい地区町村に密着した情報を発信するために、各地区ごとにデザイン会社などが個々に発行する新聞です。といっても親会社の新聞社が内容に口出しすることはまずないので、ほぼひとりで全部やっていました。全部というのは、
・企画立案、取材・インタビュー、写真撮影、広告取り
・記事執筆、記事依頼、編集デザイン、校正、印刷手配、折り込み手配
これをすべてひとりでやって、毎月発行していました。
・福祉施設のブログサイト作成、取材、写真撮影、記事執筆、ページ編集
これはほぼ週に3、4本。上記のフリーペーパーと同時進行で。
・個人のための仕事
作曲家先生の作品集(楽譜と歌詞)の編集デザイン、印刷
歌集(短歌)の編集デザイン、印刷
広告代理店に勤めていた頃は営業とデザインがメインだったけれど、独立してからはとにかく書く仕事が増えましたね。といってもほぼひとりでやっていたので、特に誰かの手が入ることもなく、自由に書いていました。とはいうものの、普段僕の書くものは1センテンスが長いのだけれど、そこは読者を意識して、できる限り短くするなど工夫はしていました。
2.「書く」ことについて
書くことに関する履歴は以下の通りです。
・中学の頃に北杜夫さんあたりを真似て小説めいたものを書いたのが最初です。
・中学生や高校生向けの雑誌の詩のコーナーに投稿して、何度か入選して掲載されました。特選には一度もなれませんでした。
・社会人になってから、7、8人の仲間と小説や詩などのサークル誌をやっていました。10年ほどは続いたとおもいます。主に短編小説や短歌を書いていました。途中、編集長の(女性です)考え方が変わり、児童文学に重きを置くようになったので、僕も児童文学作品を書き、プロ作家の浜たかやさんや今江祥智さんに添削していただいたこともありました。
・辻邦生さんの小説「西行花伝」を読んだことで本格的に短歌に目覚め、一時期は日に一首、これを何年か休まず続けました。でも、いわゆる短歌結社というところが嫌いでどこにも属さず、従って専門誌などに応募したこともありませんでした。
・独立してからは一応「書く」ことも仕事のうちだったので、好きなことを書くことからは遠ざかっていました。
・昨年(2023年)noteを始めてエッセイや小説などをほぼ毎日アップしていたのですが、体調を崩して休止し、今年に入って一度退会しました。今回、改めて、前回のようなあくせくした書き方でなく、もっと余裕をもって書いてみようとおもい、再開した次第です。
上記のように何のかの言いながら何かしらずっと書いてきたような気がするけれど、「書く」ことが好きかと聞かれれば、まあどちらかと言えば、と答えるよりしようがないとおもっています。飽きっぽいんですね。なので、なかなか長いもの(小説など)が書けない。
3.本当に好きなのは読むこと
とにかく読むことが好きです。岡本おさみは主に吉田拓郎の作詞をした人で、あの「襟裳岬」を書いた人です。でも彼の本来の姿は旅人だった。その彼がエッセイ「旅に唄あり」の中で書いているのがタイトルの台詞です。ただ旅をして歩くだけの仕事。そこから歌を書くとか紀行文を書くとかいったこともなく、ただ旅するだけの仕事。
僕も岡本おさみのように、ただ読むだけの仕事がないか、なんておもってしまいます。
今回、noteを大好きな小説家の辻邦生さんについてに絞ったのは、ずっと彼の作品を読んでいたいから(仕事としてブックレビューが書きたいというおもいもないわけではないけれど)。加えて、小説とかはまた続けられないとおもったから。
話すとなるとなかなかうまくまとめられなくて困ってしまうけれど、文章はほとんど喋るように書いています。
4.タイトル画像を選んだ理由
タイトル画像は女性らしいけれど、僕は男性です。この画像を選んだのは理由があって、ご覧の通り左手で電卓を叩いている。僕は右利きだけれど、スマホや電卓は左手でないと操作できません。文字を書く以外、基本左手でも不自由しないので、そういうことでこの画像を選びました。むしろ、キーボードのテンキーは左にして欲しい・・・
5.あとは・・・
メロンが嫌いです。あの、口に入れたときの臭い(普通は<香り>と言うのでしょうね)が何とも言えず、生涯で口にしたのはたった3度きり。母親に、「おまえのせいでメロンが食べられない」と責められるけれど、逆恨みもいいところだ。
また、僕がファンだ(最近は「推し」というのでしょうか)と公言するとその人は突然失脚したりほとんど売れなかったりするので(例えば裕木奈江さんとか葉月里緒菜さんとか奥菜恵さんとか谷山浩子さんとか遊佐未森さんとかさねよしいさ子さんとか・・・さんとか、とか)、最近は言わないようにしてます。(黒木華さんとか上白石萌音さんとか伊藤沙莉さんとか本仮屋ユイカさんとか清原伽耶さんとか・・・霊媒探偵城塚翡翠はよかった! あ、個人の感想です)
男は・・・まあどうでもいいです。
自己紹介としてはこんなところでしょうか。辻邦生さんのことだけと言いながら、他のみなさんのところにちょいちょい顔を出すかもしれません。そのときは優しくしてやってください(ニコニコ)。
⚫︎2024年9月時点での追記
辻邦生作品紹介だけをアップするつもりが、『ユリアヌス』を再読し始めたらなかなかレビューまで辿り着くことができません。仕方なく詩など書き始めたら、どうやらそちらがメインになりそうな気配。この時点でまだまだこれからですけど、そちらもお読みいただけると幸いです。